心も体も暖かい家づくり

2020年1月までにマイホーム引き渡し。間取り・価格・断熱に興味深々。暇があれば勉強にトコトコ。家、家、家…たまに野球。

日本シリーズ 120台カメラ 審判の墓場

 

H29.10.29 ソフトバンクvsDeNA 第2戦、野球の歴史を変える1ページが濃く殴り書かれた。

 

ソフトバンクが1点ビハインドで向かえた7回2アウト満塁。

中村のレフト前ヒットで3塁ランナーの柳田が生還。

2塁ランナー今宮は3塁を蹴ってホームへ突入。

際どいながらも判定はアウト。

これに今宮は方を落とすも、先に生還していた柳田は違った。

確信をもってセーフとアピールしているのだ。

工藤監督も柳田の必死のアピールに答え、審判にリプレイ検証を求めた。

長い検証のもとセーフに覆ったのだ。

 

その映像がこちら↓

 https://youtu.be/uenqWpUsrTs

 

ここまで見ると柳田のファインプレーであり、選手を信頼してリプレイ検証を求めた工藤監督の美談である。

 

フィルターを変えると

これは選手・監督を始めチーム関係者だけでなく、ファンからしたら

「正しく判定するのが当たり前。間違えたら判定を覆せば良い」

というのが本心だ。

 

角度を変え審判のフィルターから見てみよう。

「正しく判定できるよう最善を尽くす。ただし判定は覆せない」

 

このように「正しい判定をしてほしい、したい」と一致する部分もあるが「判定を覆すか、覆せない」に関しては溝がある。

 

フジテレビのサービス

今回の日本シリーズ、ヤフオク!ドームでは20台の中継用カメラに加え、さまざまな角度からの「4D REPLAY」100台の高性能カメラで放送された。

 

審判がリリプレイ検証に使用したのも、私たちがTVで見ていた映像と同じだ。

 

リプレイ検証

このリプレイ検証とは、判定を覆すのに決定的な判断材料がないと判定は覆せない。

今回は120台のカメラのなかに、決定的な判断材料があったのだ。

 

これは技術の進歩と喜ぶべきか。

はたまた機械により審判の威厳がなくなり、野球の面白味に欠けると捉えるべきか。

少なくとも審判や野球の歴史に詳しい人たちは後者だろう。

 

審判がリプレイ検証を拒むのにはいくつもの理由がある。

一番の理由は選手と審判のバランス関係が崩れることだ。

 

詳しくはこちらを読んでほしい。

 

公認 野球規則

そもそも野球は「公認 野球規則」というルールのなかで行うものであり、そこには「審判員の判断に基づく裁定は最終のものであるから、異議を唱えることは許されない」と記されている。

 

審判は「判定を覆したくない」でなく「覆せない」のだ。

 

今まで守られていたこのルールが2010年より、リプレイ検証実施により崩壊した。

 

リプレイ検証は、メジャーでの先行導入が実施の大きな追い風になっている。

 

現在はホームランやフェンス際の打球(フェア・ファールなど)、ホームベース上のクロスプレーにのみ行われる。

今まで審判の判定が絶対だったのが覆るのだ。

 

バランス関係が崩れ始めた。

 

120台カメラの追撃

そこで追い討ちをかけたのが今回の120台カメラだ。

メジャーでの前例のように、今回の120台のカメラは大きな前例だろう。

前例が成功したと捉えられたら、後は全ての球場に導入すれば良いのだ。

ただし費用には問題が残る。

 

今回は日本シリーズということもありフジテレビが100台の高性能カメラを用意したが、TV放送の少ない球団がその投資をするかどうかだ。

だが巨人やソフトバンク、選手会は導入に向け積極的な姿勢なだけに、導入は時間の問題だろう。

 

リプレイ検証拡大

現在は一部のプレーに限定されているが、これが全てのプレーに導入されては審判に威厳など無い。

ストライク・ボール毎に一時中断が起きては見ていられない。

野球が別のスポーツになってします。

本当にそれで良いのだろうか。

 


f:id:to-ichi:20171102094819j:image

 

先程紹介したプレー

このプレーに関する記事をいくつか読んだが、一つだけ訂正させてほしい。

「大誤審」という表現を目にしたが、あれは結果として「判定が覆った」のであり、決して「大誤審」ではない。

 

スポットライトを浴びるべきは判定ではない。

あの場面でタイムリーを打った中村、鋭い送球をした梶谷、捕球から倒れこみタッチを高速で行う戸柱、あの打球でホーム生還を果たした今宮ではないだろうか。

 

私たちが忘れていはいけないこと

結果だけを望んでいるのではない。

最高の緊張感のなかで生まれる最高のパフォーマンス。

数秒のなかで繰り広げられる数々のファインプレー。

興奮と感動の連続。

その瞬間を待ち望んでいるのだ。

 

もちろん選手だけで生むことはできない。

監督・コーチ・ファンだけでなく、審判もその立役者の一人なのだ。

 

この気持ちを忘れず、もう一度あのプレーを見てみようじゃないか。

https://youtu.be/uenqWpUsrTs

 

 

野球うんちく一覧!!日々更新中!!