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一球も投じず敬遠!?メジャーでは既に導入~概要・日本への導入予想~

皆さんは2017年よりMLB(メジャーリーグベースボール)で導入された故意四球をご存じだろうか? 今まで存在していた「敬遠」とは訳が違う。 そもそも故意四球は2013年にソフトボールで先行導入され、2017年にMLBで導入、NPB(日本野球機構)では未導入である。

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故意四球とは

四球の条件はボールカウントが4つに達することだ。 そのために敬遠の時でも投手は最低4球投じる必要がある。 そこで今回導入された「故意四球」は監督又は捕手が球審に故意四球の旨を申告し、1球も投じることなく、ランナーを四球扱いとして1塁へ送ることができる。

細かく説明すると ・いかなる投球カウントでも故意四球を申告することができる (一人の打者に何球か投じた後でも申告可能) ・故意四球の申告があった際、審判はタイムをかけボールデッド扱いとする。その時他のランナーはフォース(つまっている)状態でなければ進塁できない ・投球数は四球になるまでカウントされる (1球も投じてなければ+4球カウントされ、すでに2球投じてカウント2ボールであれば+2球カウントされる)

故意四球導入についての反応

田中将大投手(現ニューヨークヤンキース)は制度導入に賛同。 またメジャーリーグの選手会も同じく賛同している。

理由としては ・投手負担の軽減

・試合時間短縮に繋がる

この2つが大きなメリットとなり導入の決め手となった。 投手負担については特に良い声が聞こえてくる。 敬遠の際に捕手はホームベース裏にいなくてはならない。 そこで打者の届かない所へ投球するということは、捕手が構えていない所へ投球することになる。 また敬遠では山なりしかり、肩を温存しながら投球する投手もいる。 敬遠後に全力投球に戻ると制球を乱す投手がいるように、桑田真澄は敬遠でも全力投球するよう指導している。 この事から、常に全力投球ができる環境の故意四球は賛同の声が多いのだ。 しかし試合時間短縮には賛同の声ばかりではない。 近年敬遠が減少傾向にあるなか、必要があるのか。 また敬遠の時間は微々たるもので、大幅に時間短縮を目指すのであれば、規則の抜本的改革が必要との声もある。

日本野球に故意四球は導入されるか否か

MLBが導入をしたのだ。NPBが導入するのは時間の問題だろう。 ただ現在NPBでは故意四球導入の議論はされていない。 2018年の規約変更は現時点で「リクエスト制度」のみと予想されている。 リクエストの詳細はこちらを読んでいただきたい。 2020年の東京オリンピックでは野球が種目として選ばれた。 ルールに関してはメジャーを基準にするだろう。 日本人もルールに慣れる必要がある。 2019年に故意四球を含め、大幅な規約改正が行われると私は予想する。 またこの規約改正は日本だけでなく、全世界で行われるだろう。

おわりに

私は選手と審判を現役で続けている。 両方の目からしても「故意四球」というルールは魅力的だ。 敬遠をしている間は投手も打者も審判も気持ちが抜けやすくなる。 そこから再度気持ちを入れ直すのは得意不得意がある。 私は不得意な方だろう。 また審判をしていて、敬遠後に制球を乱す投手を良く見る。 ただひとつ心残りは、敬遠によって生まれるドラマが無くなってしまうことだ。 甲子園で見せた全打席敬遠をされる松井秀喜。 あの切ない顔は全国の野球ファンの心を動かしたし、今でも松井を語る上では欠かせない。 敬遠球をサヨナラヒットにした新庄剛志選手も、野球ファンなら誰でも知っている。 また敬遠パスボールで試合が動く事もごく稀にある。 そんな誰もが予想しない事態を作ってくれる敬遠。 故意四球が導入されたとすれば、3年もすれば馴染む。 誰も違和感がなくなるだろう。 でも私たちの心のなかには「敬遠」というルールがあり、そこにあったドラマがある。 10年後、20年後だろうか。 「敬遠」という言葉を知らない子供たちが野球を始めたとき、興味を持ったとき、このドラマを語り継ぎたい。

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