心も体も暖かい家づくり

2020年1月までにマイホーム引き渡し。間取り・価格・断熱に興味深々。暇があれば勉強にトコトコ。家、家、家…たまに野球。

ハウスメーカーや工務店でなく『材木屋』で家を建てるという考え方

私はこの1年、様々なハウスメーカー・工務店・フランチャイズ業者・建築士を巡ってきた。

本格的に打ち合わせをしたのは3社。

『家は性能。』を謳う一条工務店。

『地熱床暖房』のユニバーサルホーム。

『ローコストでW断熱』のレオハウス。

3社とも入り口は断熱性能だったり、少い光熱費で快適な家が実現できるという広告だったり紹介だ。

ただ何処にも欠点が存在する。

『値段が高すぎる』

『その性能は信用できるものなのか』

などなど…

一条工務店とユニバーサルホームまでは絞ったが、現時点で最終決断をするまでには至らない。

両社に不安要素があるからだ。

詳しくはこちら↓にまとめてある。

そんななか、悩んでいる私の背中を押す新しい風が吹いた。

『そもそもハウスメーカーにこだわる必要はあるのかい?』

『ネームバリューで家を買おうと悩んでいるなら、一度その固定概念をぶち壊してあげるよ』

『ハウスメーカーでも工務店でもない、材木屋さんを紹介してあげる』

土地を契約した不動産屋さんの一言だ。

勉強の一環という軽い気持ちでその誘いに乗った。

『材木屋さんか。良い木でも勧められるのかな。でも気分転換にいいか』

正直、その程度の気持ちでしかなかった。

下調べでネットでその材木屋を調べても、その会社のホームページがない。

あるのはマピオンのような電話帳サイトに掲載されている電話番号だけ…

不安が膨らんだ。

実際に材木屋に到着しても、予想通りのたたずまい。

いかにも『材木屋!』と言わんばかりに、カットされた木が山のようにある。

ただどうだろう。

その材木屋さんと話をすると、今まで私が抱いていたイメージを完膚無きまでに打ち砕くではないか。

そもそも材木屋ではあるが、メインの仕事は様々なハウスメーカーや工務店に資材を提供する卸売業者だったのだ。



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実際に私が悩んでいる、ユニバーサルホームへは10年程前まで資材を提供していたと言う。

有名所で言えばPanaHomeや有名ハウスメーカーの名前も出た。

資材を提供する卸売業者といっても、その幅は極めて広い。

建材はもちろん、屋根材・床・お風呂・トイレetc…

家に必要な資材の全てを取り扱っている。

それが住宅資材卸売業者なのだ。

まだ1度会って4時間ほど話を聞いただけだ。

住宅資材卸売業者の全てを知った訳ではないが、そこで話をした限りのメリット・デメリットをまとめてみた。

まずはデメリットから見ていこう。

家を建てることがメインの会社ではない

あくまで卸売業者である材木屋。

年間1棟建てるかどうか。

資材の知識は豊富にあるが、家を建てることに関しては建築士程の知識はない。
(あくまで私の見解だ)

専門的な知識・データをどれだけ持っているかは不明。

経験豊富な建築士と組む事が必須と思われる。

悪い言い方をすれば『家を建てなくても会社が成り立つ』とも感じた。

家を建てる熱意がどれ程のものなのか…

大々的に家を建てない

建築途中の家だと、防水シートや建築地に自社のロゴや旗を建てて広告活動をしながら家を建てているのを良く目にするだろう。

ただ卸売業者は違う。

何より大切にするのは施主(家を建てる人)でなく、自社の資材を仕入れてくれるハウスメーカーであり工務店のような業者だ。

生涯1度しか依頼をしない施主と、毎年数十件仕入れをしてくれる業者。

ハウスメーカーや工務店からしたら
『おたくで建てないで、うちに紹介してよ。いつもそちらで仕入れてるんだからさ~』
信頼関係と言うか、泥々とした世界と言うか…

材木屋は身内や友人、親しい業者からの紹介でしか家を建てず、宣伝活動は一切行わない。

それが冒頭で説明した、ホームページが見つからない理由だ。

保障が薄い

大手ハウスメーカー等であれば
『30年保障、60年保障』
など、魅力的な武器がある。

ただ材木屋は個人経営。

そこまでの保障はなく、材木屋が登録している保障機構が、材木屋が倒産したとき10年間は面倒を見てくれる。

ただ倒産しない場合はハウスメーカー以上に親身になり、ちょっとした点では融通が効くとも感じた。

家のイメージがつかない

材木屋が建てる家は完全な注文住宅だ。

お願いをすれば何でもできる。

ただその幅が広すぎるため、決まった家の形がない。

一条工務店であればタイルでキューブ型のシンプルモダン。

PanaHomeであればちょこんと出た煙突。

少なからずイメージがつくし、モデルハウスや一般宅訪問をすれば、更にイメージが固まる。

ただ材木屋は家を建てることがメインでなければ、決まった形もない。

モデルハウスでイメージを膨らますことができないのだ。

自分で足を運び『外観はA社、リビングはB社、床と壁はC社』のようなイメージや写真を材木屋・建築士に伝える努力が必要だ。

ただそれができれば、完全オリジナルの家ができる。

一長一短、捉え方次第だ。

光熱費や住み心地も施主次第

私の目指す家の考えは前も今も変わらない。

『光熱費が安い』

悪く言えばケチ。
良く言えば節約家。

ただどんなに快適な家でも、床暖房や薪ストーブを入れたが光熱費がかかりすぎて使わない。というか使えない。

こんな状態では設備投資をした甲斐がない。

できればエアコンやストーブより床暖房。

温風が当たるより、床からの温もり。

少い光熱費で家中が暖かい。

また夏場は涼しい。

光熱費を気にせず快適に住める家を目指したいのだ。

そのためには断熱性能や通風、採光など徹底的にこだわりたい。

だが材木屋は違うと思う。

良い材料で建てた家は良い家。
(私の思い込みかもしれないが)

光熱費まで考えた家造りをしてくれるのか。

そのような実績があるのか。

次の打ち合わせで徹底的に擦り合わせをしたい。



この様なデメリットを抱えるため、家を建てるにはハウスメーカーより時間がかかると思われる。

すぐに家を建てたい施主は向かないかもしれない。

ただ時間に余裕があったり、既にイメージが固まっていれば問題は無いだろう。



次にメリットをまとめてみた。


好きな大工・工務店・建築士で建てられる

知り合いの大工や工務店を利用することができるし、知らない大工に頼むより安心できる。

また自分のイメージを形にしてくれる建築士に頼むことができる。

間取りや素材だけでなく、大工やけ建築士まで注文することができるのだ。

好きな材料・設備で建てられる

ハウスメーカーであれば、外壁・床材・トイレ・風呂など、全てにおいて契約している会社の材料であり設備しか使えない。

知っている人も多いと思うが
「このキッチンは自社製のオリジナルです」
と言っても蓋を開ければ
『◯◯社にお願いして作ってもらった』
というような塩梅で、ほとんどが自社で一から作るわけではない。

◯◯社のキッチンをすこしいじった程度。

「この設備が売りなんです」
と言っても
『◯◯社の製品を使っている』
程度でしかないのだ。

床材も色を少し変えてもらって、オリジナルの床と言っている。

結局は寄せ集め。

ならば自分が気に入った会社の気に入った材料であり設備を使ってもあまり代わり無い。

材木屋は卸売業者であり、ほぼ全ての会社とのパイプがあるため、取り寄せが出来ないということが無い。

好きな床・外壁・外観・断熱材・キッチン・風呂…

可能性は無限大なのだ。

原価で仕入れ可能

材料であり設備が私たちの元に来るには様々な中間マージンが発生している。

例えば窓にしてみると…

YKK→卸売業者→ハウスメーカー→施主(家を建てる人)

仕入れ値より高い売値でなければ商売は成り立たない。

ここでハウスメーカーの取り分は大きい。

それはそうだ。

卸売業者は数人の従業員を養えばいいが、ハウスメーカーは数百人、数千人、数万人の従業員を抱えており、お給料を払わなければならない。

この先は言うまでもないだろう。

同じ家を建てるのであればどちらが価格を抑える事ができるのか…

こんな話を聞いたことがある。

『日本で家を建てる人はハウスメーカーが3割、地元の工務店が7割』

やはり同じ家を建てるのであれば、地元の工務店の方が圧倒的に価格を抑えられる。

それは抱えている従業員の差でもあるのかもしれない。

またこんな話も聞いた。

『ハウスメーカーの武器は特許と実績のみだ』

これらは私の職場の先輩から聞いた話である。

その先輩の弟が積水ハウスの営業マンで、家造りのときに相談したらしい。

何をこだわりにするか…

人それぞれかもしれないが、特許と実績のような安心にお金をかけるより、良い設備や断熱材のような性能向上にお金をかけたい。


おわりに

この材木屋を紹介してくれた不動産屋。

実は建築士でもあったのだ。

昨年はこの材木屋と建築士でタッグを組んで1棟建てた。

その外観イラストを見てびっくり。

私が購入した分譲地の一件ではないか。

私は手元に一条工務店の見積書を持っていて、それを二人に見せると…

「私たちはこの価格の半値以下であの家を建てましたよ」

ちょっと待て。

『半値以下ってなんじゃらほい?』

一条工務店 i-cube 総2階 28.5坪

工事費などコミコミで2200万円越え。
(外構・土地抜き)

それが半値以下って…

1000万円!?

そこは探りを入れなかったが、おそらく1000万円だろう。

延床35坪で100mmのグラスウールに+αのダブル断熱。

外壁・屋根はオールブラックのガルバ。

地面からバルコニーを支え屋根まで続く太い木が4本。

外観はハウスメーカーではない、こだわりある注文住宅のようで私は好きだ。

あの家を1000万円で造るって…

この材木屋と建築士が凄いのか、一条工務店がぼったくっているのか…

でも確かに昨年はこの1棟しか建ててないと聞くと安心は薄い。

材木屋さんに言われた。

『一条さんと同じ金額(2200万円)を出していただけるなら、何でもできます。豪邸が建ちます』

実際一条工務店の性能は申し分ない。

ただ28.5坪とサイズだけが心残りだ。

28.5坪だとこのような間取り↓

材木屋に様々なメリット・デメリットを感じたが、デメリットを遥かに上回るメリットだと私は感じた。



何も妥協しなくて良い。



ホントに満足いく家が建てられるかもしれない。



実際2200万円というのも、私の年収では少し背伸びだ。

土地に600万、家に2200万、外構に200万の合計3000万円。



もしかしたら、金額にしてもゆとりが持てるかもしれない。



ただこんなに良い話があっていいのか?

話がうますぎる。

不動産屋が材木屋を紹介してくれ、その材木屋が、卸売卸売が年1棟しか建てない家を私の為に建ててくれ、また不動産屋が実は建築士である。

その建築士が出た大学がアメリカで、卒業後アメリカの建築会社で働き、日本の建築会社でも働き現在独立。

建築士の配偶者が元住宅設備会社の社員で住宅設備にとても詳しい。



私はなにか大きな欠点に気づいていないのだろうか?

良い話すぎて盲目になってしまっている気がしてならない。

誰か教えてほしい。

私は詐欺に合っているのか?

はたまた良い業者・建築士に恵まれたのか?



頭が痛い…

ただ心が踊っているのも事実だ。




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