心も体も暖かい家づくり

2020年1月までにマイホーム引き渡し。間取り・価格・断熱に興味深々。暇があれば勉強にトコトコ。家、家、家…たまに野球。

一条工務店vsユニバーサルホーム~ハウスメーカー選定~

題名通り一条工務店とユニバーサルホームの2社で決めかねている。

お互いにメリット・デメリットがあり、家について素人の私にはどちらが正解なのか分からない。

様々な視点から両社を比較していきたいと思う。


床暖房

両社のイチオシ床暖房。

ただ両社とも特徴があり異なる性質を持つ。

大まかに特徴を説明すれば、一条工務店は全館床暖房で1階、2階のほぼ全床が床暖房だ。

それに対しユニバーサルホームは1階のみほぼ全床が床暖房。

両社温水床暖房なのだが、こだわりが異なってくる。

一条工務店は全館床暖房で1階と2階の温度をほぼ均一にすることで、家全体がほぼ均一の暖かさで快適である。

また温度差が無いことからリビングで暖められた暖気が扉を開けっぱなしでも、廊下の冷気で冷めることがない。

またリビング階段を設けても、階段から冷気が降りてくることがない。

扉で廊下や階段を仕切らず開放的な空間をつくることができるのは大きな魅力だ。


それに対しユニバーサルホームは1階のみの床暖房で2階はエアコンなりストーブなど暖房器具が必要。

よって階段をLDKから独立させた方が無難だ。

ネット上ではユニバーサルホームでのリビング階段について成功、失敗の両方の声がある。

ユニバーサルホームの営業マンはリビング階段について

「むしろつけた方が良いですよ。1階の暖気が2階まで上がり、2階も暖めることができる」

このように説明されたが私は信用していない。

これについては光熱費について詳しく後術する。

ただユニバーサルホームの床暖房は一条工務店だけでなく、他社に無い大きな武器がある。

それは『地熱を利用した基礎』を利用した床暖房である。

詳しくはユニバーサルホームの記事を読んでいただければわかる。

https://www.universalhome.co.jp/geothermal_floor_heating/about.html

簡単に説明すれば、年中温度がほぼ均一の地熱を床に直接伝える逆ベタ基礎を採用。

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その地熱はだいたい15℃くらいで、夏も冬も床の温度を15℃にする。

通常の基礎だと床下が空洞で外気温に影響を受ける。

たとえしっかり断熱をしていてもだ。

そこでユニバーサルホームの考えは、床下温度が5℃を床温度25℃まで上げるより、15℃を25℃まで上げる方が省エネということだ。

ただこれにもデメリットはある。

基礎全体を床暖房で暖めるため、外気に面している基礎や、基礎下の地表も暖めたいる。

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営業マンいわく
「地表を暖めるためことにもなるが、少ないエネルギーで床暖房を運用している。床下を暖めるためだけにエネルギーを使っているわけではない。基礎は外気温に影響を受けるが微々たるもの。約20万円のオプションで基礎断熱を付ければ、床暖房の効率を一気に上げる」

納得もできるが、不安を全て解消できるものではなかった。

無駄な熱が外に逃げるのはもったいない気持ちになるが、そもそも地熱の恩恵を受けていて、デメリットよりもメリットの方が明らかに大きいのであれば良しとしよう。

私がユニバーサルホームで建てる場合には、基礎断熱で基礎が外気温に影響を受けにくいよう、オプションを加える。

外壁

一条工務店の目玉とも言えるハイドロテクトタイル。(i-smart.i-cubeのみ)

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一条工務店が自社で製造している。

太陽光で汚れを浮かせ雨で洗い流す。

それが半永久的に続けてくれメンテナンスフリー。

タイルのメンテナンスは無いが、メジのメンテナンスは必要。

タイルなだけあり見た目の高級感も抜群だ。

ユニバーサルホームはヘーベルハウスのALC を採用。

ALCは断熱性もありサイディング・タイル・ガルバより熱電導率が低い。

よって外壁でも断熱をしているのだ。

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画像を見てもらえば分かるが、耐火性も素晴らしい。

ALCはパワーボードの上に特別な塗装をする。

この塗装をシーリング(パワーボードとパワーボードをつなぐゴム状の接着剤)の上から吹き付けるため、シーリングの劣化が防げる。

イベリアン塗装という塗装で35年間はメンテナンスフリー。

断熱材

一条工務店は内断熱140mmと外断熱50mmのダブル断熱190mm。

これは言うまでもなく業界最高レベル。

それに対しユニバーサルホームは硬質ウレタンフォーム(90mm)の吹き付け。

吹き付けにより隙間なく断熱できるが、ALCによる断熱をプラスしても断熱レベルでは一条工務店に劣る。

一条工務店はトリプルガラス+防犯ガラスの4枚仕様。

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ユニバーサルホームはダブルガラスのみ。

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両社とも樹脂サッシを採用するも、断熱性・防犯性共に一条工務店の方が良い窓を標準仕様としている。

メンテナンス費

これは一条工務店の方がはるかにやすい。

30年、50年と見ていくと200~300万円の差が出てくる。

ただこれは一条工務店の営業マンの言い様だ。

ユニバーサルホームの営業マンいわく、変わっても100万円ぐらい。

外壁はお互いメンテナンスに自信をもっており、屋根に関してはお互い同じような仕様だ。

一条工務店はガルバ、ユニバーサルホームはコロニアル。

両社ともオプションで瓦に変更可能。

こちらも一条工務店に軍配…

と思いきや、私は一条工務店に大きな不安を抱いている。

【一条工務店=機械で性能を上げている】

このように感じてならない。

床暖房はなんと一条工務店指定のエアコンを使用しないと稼働すらできない。

このエアコンが壊れたら床暖房も稼働できない。

エアコン修理・交換は一般のエアコンより割高だ。

ちなみに普通の14畳エアコンが20万円に対し一条工務店のエアコンは35万円と案内を受けた。

機械は約10年周期で買い換えのイメージを持っている私としては、10年おきに15万円の差…30年で45万円の差。

また換気システムも一条工務店は自社製品のロスガード90という第1種換気の製品を使っている。

ユニバーサルホームは普通の換気扇のような第3種換気を使用。

性能は温度調節から空気の綺麗さなど、一条工務店のロスガード90の方が間違いなく良い。

ただロスガード90のメンテナンスにも膨大な費用がかかる。

耐用年数は15年と明記されているだけあり、その後はどうなるのか怖い。

一条工務店の営業マンいわく
「全てを交換することはなく、部品交換で十分60年はもちますよ」

機械が60年もつとは信用ならない。

どちらにせよ、部品交換の費用がどのくらいになるのか想像もつかない。

まだロスガード90の部品交換でいくらかかったかの生の声が見当たらない。

それもそのはず、まだロスガード90が使用され始めて日が浅いからだ。

以上の観点からも本当に一条工務店の方が圧倒的にメンテナンス費用が安いのか不安が残る。

光熱費

光熱費に関してはホームページやカタログに載っている価格を見ていこう。

実際は沖縄から北海道まで気候であり気温はバラバラだ。

ただホームページに載っている光熱費は標準的な東京近県をベースに載せている。

またその家の電気の使い方次第で全く変わるが、あくまで参考程度に見ていただきたい。

オール電化住宅で35坪前後の二階建て住宅で比べた。

一条工務店→約16,000円/月

ユニバーサルホーム→約19,000円/月

こちらは一番光熱費のかかる1月の金額である。

私も様々な方のブログを読んで、この数字はあながち間違いではないと感じている。

1ヶ月の光熱費で約3000円の差をどうとるか。

また春夏秋に関してはさほど差が開かない。

床暖房を主として暖房器具を使う1月でこの開き。

イメージとしては冬場(10月下旬~3月上旬)は1ヶ月辺り約3000円の差があり、床暖房を使う約5ヶ月間、毎月3000円前後の差が出ると思ってもらいたい。

年間約15,000円、光熱費の差が出るということは…

5年→約65,000円

10年→約130,000円

30年→約390,000円

50年→約650,000円

あくまで予想の範囲内だが…

50年で約650,000円と聞くと初期投資をする価値を見いだせるかもしれない。

ただ冬場の1ヶ月で約3,000円、1年間で約15,000円と聞くとどうだろう。

そこまで初期投資をする価値観が見いだせるだろうか。

50年と長く住むのであろう家。

『一条工務店で建てれば間違いない』

ただその『間違いない』という根拠はどこからきているのだろう。

もしかしたら自分の中のどこかにある『恐怖』からきているのだろうか…

『後々後悔したくない』

『名高いハウスメーカーで建てたい』

『ローコストメーカーで建てたと周りに思われたくない』

こんな気持ちが私の仲にはある。



床暖房と光熱費についてもう少し詳しく説明をしておきたい。

一条工務店の床暖房は冬場は電源を切らず24時間フルタイムで稼働するのに対し、ユニバーサルホームの床暖房は時間を設定し稼働する時間、止める時間が存在する。

これには意味があり、ユニバーサルホームの床暖房は、床を暖めるというより基礎を暖める。

基礎はコンクリートであり、このコンクリートは一度暖まれば保温するという特徴を持つ。

この保温を上手く使うのだ。

夜間の安い電力を使用し家を暖め、昼間の高い電力の時間帯は運転を止める。

これは保温性能をもつ逆ベタ基礎とコンクリートを上手く利用している。

24時間運転を1階と2階の一条工務店に対し、6~8時間しか1階を運転しないユニバーサルホーム。

それならユニバーサルホームの方が安いと思われるが結果は違う。

これにはエアコンと同じく、小まめにON/OFFを繰り返すより常時ONの方が実は電気代が安かったり、そもそもの断熱・機密性能の違いがある。

しかしそれ以上に、設定温度が大幅に違うのだ。

室温が20℃前後で程度快適に過ごせる。

そのためには床温度を約25℃に上げる必要がある。

一条工務店は床温度25℃に上げるために床暖房の設定温度を26~28℃で運転をする。

それに対しユニバーサルホームは設定温度を40~50℃に設定しなければならない。

細かい仕様は異なるが、床暖房は同じく不凍液を暖めるヒートポンプ式(水を電気で暖める)を採用。

床を暖める一条工務店に対し基礎を暖めるユニバーサルホーム。

同じ室温へするには設定温度が違えば消費電力も違う。

ユニバーサルホームの方が圧倒的に消費電力が大きいのだ。

ただユニバーサルホームはそこを保温機能であり、電力が安い夜間にのみ使用することでデメリットを補っているのだ。

坪数の違い

同じ金額を払っても坪単価が異なるため、出来上がる家の大きさは異なる。

私の場合は2200万円という区切りをつけ、両社を比較している。

土地に600万円をかけたため、その他の外構や引っ越し、家電購入に200万円。

合計3000万円でマイホームの全てを考えているのだ。

ハウスメーカーには2200万円でお願いをし、何度も見積もりを頂いてる。

そこでだんだん現実が見えてきた。

一条工務店で建てる場合はi-cubeという商品で28坪。

オプションについてはハイドロテクトタイル・網戸・基礎を布基礎→ベタ基礎ぐらいだ。

ほとんどオプションを付けないで28坪が限度。

またユニバーサルホームで建てる場合、商品は問わず33坪。

またユニバーサルホームの場合はオプションをたくさん組み込める。

オプションを絞れば34~35坪まで手を出すことができる。

28坪と33坪の差は5坪…

5坪を単純に計算して、8畳の部屋と収納2畳に匹敵する。
(現実には1階のLDKが5畳、2階の各部屋を合計5畳広げられる感じだが)

『大は小を兼ねる』

そう考えれば大きい家に住みたい。

ただ大きい家ならもちろん固定資産税や光熱費が高くなる。

自分たちにベストな家の大きさを見つけ出すのは至難の技だ。

住み始めれば分かってくるが、住む前の間取り図などではイメージが難しい。


まとめ

とても長くなってしまい申し訳ない。

ただ本気で一条工務店かユニバーサルホームか悩んでいる人には、ひとつの物差しになればと思い書いた。

また私も時間と共に何かしら忘れてしまう。

忘れる前に記録として残しておき、後々見返せるようにしたかった。



設備をとるのであれば一条工務店、坪数をとるのであればユニバーサルホーム。

シンプルにはこのように思っている。

1週間前は9:1の割合で一条工務店に心があった。

ただいつもアドバイスをくれるmashleyさんを始め、様々な方のアドバイスだったり実体験をコメントで頂き、考え方が変わってきた。

3:7の割合でユニバーサルホームの気持ちだ。

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