ダイニングテーブルを1つに絞ることができた。
連日家具屋へ足を運び、夫婦で話し合い、我が家に合うであろうテーブルを選定。
選んだテーブルは飛騨産業のオーダーテーブル侭(ジン)。
家具選び当初は特に拘りのなかったダイニングテーブル。
だが素敵な家具を紹介するブロガーの記事を読んだり、お店で実物を見たり、マニア気質な店員さんの話を聞いていると、どっぷり魅力にはまってしまった。
基準
様々なダイニングテーブルがあるなか、我が家が拘った点は2つ。
・無垢オーク天板
・オイル塗装
このふたつは譲れない。
LDKには拘っていきたい。
たとえその他のエリアの予算を削っても。
無垢オーク天板
我が家はオークの床材とソファを採用予定。
いずれも無垢。
LDKはナチュラルテイストの優しい木をテーマにつくっていきたい。
そこでダイニングテーブル。
ここだけ化粧板(プリントシール)の素材を採用してしまうと、ここまで拘ってきた本物素材から逸してしまう。
(化粧板のダイニングテーブル)
正直見た目では無垢(本物の木)と化粧板(偽物の木)の違いは分からないだろう。
ただ触って細部を見ればある程度の人は気づく。
だが正直に言うと、気の持ち用。
生涯共にする家具だし、毎日触れるもの。
おじいちゃん、おばあちゃんになっても後悔の無い選択をしたい。
現在、仮住まいの我が家にある家具はニトリで買ったものが大半。
2個購入した座椅子、両方とも背もたれが上がる事ができなくなり寝たきり。
こたつのプリントシールは剥がれ悲惨な状態。
『壊れたら新しいものを買う』
こういう選択もあるだろうが、我が家は良いものを長く使うスタイルに夢を抱いている。
オイル塗装
無垢の木は大きく分けてオイル塗装・ウレタン塗装に分かれるが、傷の修復に関してはオイル塗装に軍配が上がる。
水や汚れに強いウレタン塗装も傷がつけば自分での修復はほぼ不可能。
ダイニングテーブルのような大きな家具はウレタン塗装の修復を業者に頼めば5~10万円はする。
その点オイル塗装は数千円のメンテナンスキットでセルフ修復が可能。
詳しくはこちらのブログが詳細にまとめている。
2歳と4歳の活発な子供がいる我が家。
傷をつけられ怒りたくない。
また傷の恐怖から子供たちに様々な制約を課したくない。
愛着をもって家族と家と家具と共に時を刻んでいくのも悪くない。
価格とのせめぎ合い
(この画像と侭は無関係)
本来であればオイル塗装より高価なウレタン塗装。
安価なダイニングテーブルを探すのであればオイル塗装を選べば良い。
…かと思いきや。
どこのお店を探してもオイル塗装のダイニングテーブルの方が高い現実。
何故なのか?
海外の木を使ったコスト削減。
海外の木が悪いわけでは無いが、大量生産・人件費削減により日本の木よりも海外の木を使った方が遥かに安く作れる。
また需要はウレタン塗装の方が圧倒的に上。
このことから、海外の木を使用したウレタン塗装の無垢ダイニングテーブルが多い。
オーク材を使用したオイル塗装のダイニングテーブルを置く店舗はほとんど無い。
出会うことすら難しかった。
また置いてあっても極めて高いものばかり…
(20~35万円が多かったかな)
そんななか見つけた無垢オーク材のダイニングテーブル。
以前の第一候補
価格は7万円以下。
全国的にお店を構えるunico(ウニコ)のダイニングテーブル。
2ヶ月ほど前に出会い『オーク+無垢+オイル塗装+低価格』この突拍子もないコスパから心を奪われていた。
ただ先日、もう一度現物を確認しようとお店へ足を運ぶ。
そこで見た衝撃。
現品限り30%OFFの4.5万円。
興奮が止まらない。
すかさず妻へテレビ電話。
二人で現品の確認。
するとまさかの現実…
木の継ぎ目が割れている。
反対側も同様。
店員に話を聞いた。
「お店に置いて1年ちょっと。外国の木を使い外国で製造したものなので、こういう割れは起こる可能性が高いです。だからこの価格で販売できるんです」
そうきたか…
流石に1年ちょっとで割れが発生する可能性が高いダイニングテーブルは買えない…
コスパでは最高な商品だが、我が家はunicoでダイニングテーブルを買うことを選択肢から外した。
飛騨産業『侭』
『安心して長く使えるダイニングテーブルを探そう』
そんな思いが強くなり、振り出しに戻ったダイニングテーブル探し。
そして出会った飛騨産業。
このキツツキマークは飛騨産業が製造した家具の証。
割れを始めとした不具合を10年保証する、自社製品に絶対な自信を持つ会社。
我が家の拘りを全てコンプリートする商品力。
間違いの無い品質。
安心して生涯共にできるダイニングテーブル。
価格はunicoの倍以上だがそれ以上の価値を感じ、心から欲しいと思えたダイニングテーブル。
間違いない。
このテーブルで食事をしたい。
また1つ素敵な家具を見つけることができた。
おわりに
多少の予算オーバーは目をつぶろう。
それほど悩んで出した答えなのだから。
飛騨産業に心を決め、岐阜県にある高山へ行きたくなった。
飛騨の家具が多く揃う高山。
もっと良いものがあるかと思うと行きたくて仕方がない。
だがしかし、車でも電車でも片道5~6時間…
小さな子供を連れて行けない距離。
いくら家具のためとはいえ、そこまでの行動力を持てない私がいた。
いつか行きたいな、高山。