2社にまで絞った建築業社。
1社目は医師と共に健康を住宅からつくり、素材にこだわる設計事務所。
2社目は空間のバランスと住み手の心の豊かさを提案する建築士。
今回は建築士が建てた家を訪問。
我が家と同じく4人家族で、家の大きさも同じくらい。
実際に住み始め月日も経っているため、住み心地面での生の声も聞けた。
これで設計事務所と建築士、両者の入居者宅を見る事ができた。
家の大きさも同じく27坪。
そして4人家族。
比較材料は揃った。
そして気持ちが固まった。
※この記事の挿し絵は見学後に行った、あしかがフラワーパークので撮影したイルミネーション。
自己満で貼りたかっただけです(笑)
見学
これでこの建築士の家を見るのは2軒目。
1軒目は建築途中の平屋。
今まで見たことも体感もしたこともない空間を目の当たりにし、開いた口が塞がらない。
ただただ驚き、感動するしかなかった。
そして今回は既に生活をスタートされている2階建てのお宅。
1軒目の感動はその建築士の家を初めて見たからか?
それとも生活感の無さから?
2軒目はあそこまでの感動は無いだろう…。
だがその予想は意図も簡単に覆された。
感動
あなたは白い天井に感動したことがありますか?
窓・鍵・エアコン・階段・キッチンの高さに感動したことがありますか?
これらは今回の家を見学しての感動の一部。
初めて見るから感動したという意見もあるだろうが、私の場合は違う。
殆どものは事前に聞いていたし写真も見ていた。
ではなぜ感動したのか?
建築士は言う。
「住まわれる方を知り、考え、空間のバランスを整えました」
簡単そうに言うが、これはとても大変なこと。
見た目だけのバランスではないと感じた。
熱・音・光・視覚・劣化・居心地・触り心地といったバランス。
間違いなく私が気付いていないだけで、まだまだあるはず。
そして『この家だから、この家』というのも納得。
住み手の趣味やこだわり、特徴をプランに落とし込む。
例えば読書が好きな家庭でも様々なスタイルがある。
お気に入りの椅子に座りながら読む?
畳に寝転びながら読む?
寝る前に布団の中で読む?
定位置はなく、好きな場所で好きな体制で読む?
本の読み方一つをとっても様々。
その家族の読み方を探り、その家族に合った収納スタイルを提案。
とても特徴的な家になるのかと思われるかもしれないが、実はその反対。
この建築士の家にシンボルは無い。
一つ一つが調和し、住み手の背景となる。
そう、あくまてま主役はこの家に住む人。
『これこそが家のあるべき姿なんだ』
私たち夫婦は今回の見学で住み手の声、建築気の心配りを聞き、感じ、1軒目以上の感動を抱いた。
依頼
設計事務所と建築士
もう悩む必要など無かった。
家に帰る車のなか、夫婦の気持ちを確かめ合い、その日のうちに建築士へ依頼の連絡をした。
そして翌日、設計事務所へ断りの連絡をし気持ちを固めた。
おわりに
気持ちがスッキリした。
どんな我が家が出来上がるのだろう。
ワクワクが止まらない。
建築士が建てた家の見学の後、実はもう一軒見学をした。
私が大好きな建築士、伊礼智(いれいさとる)さんが設計したモデルハウス。
入居者宅は撮影をしなかったが、伊礼さん設計のモデルハウスは許可を頂き撮影。
依頼した建築士と伊礼さんの家は作風がとても似ている。
我が家もこんな感じになるのかな?
次回の記事は伊礼さん設計の『i-works4.0』を紹介。
私のカメラスキルでは魅力の1割も紹介できないだろうが、あの感動を伝えられたらいいな。