心も体も暖かい家づくり

家の快適さは大きさじゃない。家・家・家…そして家。頭の中は家一色。

建築士が考えた間取り、素人が考えた間取り

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3間×5間(5m46㎝×9m10㎝)で設計された総二階の間取りが2つ。
同じサイズの家なのにも関わらず、その完成度はまるで違います。

でもそれは当然なこと。
一方は建築士さんが作成してくれたもので、もう一方は家好き建築素人の私が作成したものなのですから。

今回はそんな2つの間取りを比較し、建築士さんの偉大さを再確認していきたいと思います。

ちょっと踏み込んだネタになるので、家好きにはたまらない記事でしょう(^^)
でもそこまで熱のない方からしたら『おまえやり過ぎ!考えすぎ!』なんて非難されるかもしれません(笑)
そこら辺はご愛敬で読み進めて下さい♪



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間取りのキッカケ

本格的に打ち合わせが始まり3ヶ月。
間取りを提案されないまま月日が流れました。
というのも我が家が依頼した建築士さん、万人受けする建売やマンションのような間取りは提案しません。

その家庭の性格や趣向、町並みとの調和までも読みとき家の内と外、両面からデザインします。
そのため設計にはある程度の時間がかかります。

そして4ヶ月目の打ち合わせにてようやく叩き台の間取りを提案してもらいます。
それまでのあいだ、何度かプランを聞いてみたものの焦らされたり意味深げに流されたりしました。
焦らされはしたものの、その度に我々夫婦はワクワクしていたのも事実です。

「教えねーよ(笑)」建築士に焦らされ悶々しています

聞き出せた数少ないキーワードは3つ。

  1. 3間×5間
  2. 総二階
  3. まっすぐな家ではない

なかなか間取りが出てこなく痺れを切らした私は、これらを参考に自分で間取りを書いて予想していました。
予想した間取りがコチラです。

素人間取り

1階

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2階

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延床面積

1階→15坪
2階→12.5坪
合計→27.5坪

建築士間取り

1階

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2階

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延床面積

1階→14.9坪
2階→13.0坪
合計→27.9坪

家の大きさ・シンプルさ

バルコニーや吹き抜けの大きさにより延床面積では多少の誤差はあるものの、3間×5間、1階15坪+2階15坪の総二階30坪サイズは同じです。
では1階の間取りを見比べてみましょう。

素人間取り

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建築士間取り

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その差は一目瞭然。
細かく間仕切られゴチャゴチャした素人間取りに対し、建築士間取りはいたってシンプル。

同じ大きさの家、同じ大きさのLDKなのに広く感じる建築士間取りには無駄がありません。
洗礼されているとでも言いましょうか。
シンプルな間取りの設計は実は一番難しいんです。

広さの異なる大小の部屋を繋げたとき、どうしても凸凹とした歩きにくい家となってしまいます。
難しい事をしれっとやってしまう辺り、これがプロと素人の差でしょうね。

大胆な家の配置

「まっすぐな家ではありません」
プラン提案前、最後の打ち合わせで言われた意味深なワードです。

「まっすぐな家ではありません」建築士との打ち合わせ日記

何がまっすぐでないのかは教えてもらえませんでした。
いろいろと考えた結果『家の向き』と予測し、家を敷地に対して傾けて配置しました。

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道路・敷地に対して約20°傾けています。
これは敷地に対して真南が45°振れているため、日射取得を考慮してです。

本来は思いきって45°傾けたかったのですが、分譲地内のどの家も一切傾けず道路・敷地に対して垂直に家を配置していることから、町並みを崩してしまいそうで考慮しました。
それに比べ建築士さんの配置は…。

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どーん!!!
やってくれました(笑)
真南を向くよう45°傾けてくれました!

でも町並みが不安でさっそく質問です。

「人は家だけを見るのでなく、敷地全体を見るんです。家が斜めに構えていてもその他の要因、駐車場・車・植栽・アプローチ・柵などでバランスを整えることで違和感を感じません。もちろんこの家もそれらを整え町並みを崩させませんので安心してください(^^)」

皆さんはどう感じますか?
ちなみ私はこの言葉に感動しました。

正直なところまだハッキリとイメージはできていません。
しかし建築士さんの言っていることは的を得ていると感じています。

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1つの家に4つの庭

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家の配置としてはなるべく北側に家を建て、日当たりの良い南側は広く庭とすることが一般的です。
しかし建築士間取りではほぼ真ん中に家を配置しています。

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これにより東西南北、4つの三角形の庭ができ、それぞれの庭を楽しむことができます。
現時点での我が家の妄想はこんな感じです。

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三角形の庭を『使い勝手の悪い土地』と悲観するのではなく『その形、広さに合わせた庭づくりが楽しめる』と思ったらワクワクしませんか(^^)?

型にはまる必要はないと思います。
住み始めてからゆっくりと自分たちの色に染めていくのも悪くないですよね。

窓で伝える心地よさ

個人的には不規則に配置された窓はあまり好きではありません。
家の佇まいが一気に崩れるような気がします。

光・熱・視線の抜けが欲しい箇所に窓を設けるのが常識です。
しかし外的要因から窓の開けられない窓は思いきって閉じる(窓を無くす)事も必要ではないでしょうか。

また部屋の配置を決めてから窓の位置を決めるのでなく、部屋と窓の位置関係を考えながら家全体を設計する事ができれば素晴らしいことです。
でもこれってとーーーーっても難しいことですよね…。

正直、私はこれをできる建築士と出会ったことは1度だけです。
そう、今お願いしている建築士さんだけです。

建築士間取りを模型にて確認するとよく分かります。

北面

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玄関・軒・二階の窓含めてシンメトリー(左右対称)となっています。
我が家は北面・東面が道路に面しているため、歩行者はこの北面を一番良く目にするでしょう。

我が家の顔はこの北面です。
二階の窓が目、切り妻屋根が頭、軒がくちばし。
なんかアヒルを連想させ愛らしいです♪

東面

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2階の窓は規則的に3つ並んでいます。
しかしこの3つの窓、全てが異なる部屋の窓なんです。
3つの部屋を丁寧に配置し、ベストな場所に窓が取り付けられます。

各々が別の部屋の窓なのに、通行人からは3連窓のように感じるなんて素敵ですよね。
これ、真似しようとして簡単にできることではありません。

西面

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西面は思い切り絞っている事が分かりますね。
2階に関しては窓が一切ありません。
シンプルでいて1つだけの窓が映えて可愛らしく感じます。

普段は西側が見られることはありませんが、もしかしたら私はこの面が一番好きかもしれません。

南面

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1階と2階の窓の位置を揃えた南面は一番整った印象を与える面でしょう。
でも本当は窓の位置はズレているのですが、バルコニーの開口にて目の錯覚を誘いピシッと揃っているように感じます。

これには脱帽。
間取り図だけでは伝わらないこの家の魅力を模型で存分に感じることができました。

もう一度、建築士間取りを見てみましょう。

1階

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2階

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部屋の位置を少しでも変えたらこの窓の位置は成り立ちません。
日射取得を優先して窓を増やすこともしません。

『開けられる窓のみ残す』という建築士さんの信念が伝わってくる魅力的な間取りだと感じました。

風の流れもそう。
しっかりと対角に窓を設け、室内の空気の淀みを洗い流してくれます。
内観・外観だけでなく空気までデザインされているのですね。

微調整をお願いしています

現在、建築士さんにいくつか微調整をお願いしています。
そのなかの一つに読者様からの親身なアドバイスにより、この間取りが大きく変わる変更もお願いしています。

それが2階トイレの増設。

おそらくこの位置にトイレが来るのではないかと予想しています。

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この位置にトイレを持ってきて寝室を8畳→6畳に減らす事は簡単です。
しかし外観(北面のシンメトリー)を考えると一筋縄ではいきません。

トイレに明かり取りのため小窓を設ければシンメトリーは崩れますし、小窓を設けず電気で明かりを確保するにしてもシンメトリーを確保するには子供部屋の窓の位置までも動かさなくてはなりません。
子供部屋北面の窓をシンメトリー確保のため右側に移すと扉や南面窓との関わりも変わってきます。

するとどうでしょう。
この『トイレを増やす』という小さな変更から1階の窓の位置、キッチンの形状にまで影響が出る事まで予想されます(T-T)
せっかくここまでまとめて下さったのに…。

細部・繋がり・空間・バランスに妥協を許さない建築士さんなだけあり、下手したらプランを全体的に変える可能性さえ出てきます。
夫婦で話し合い、申し訳ない気持ちも大きかったですがつい先日、建築士さんに2階トイレ増設を電話で急遽お願いしました。

電話越しでも伝わってきました。
建築士さん、戸惑っていましたね…。
そして何か言葉を飲み込んだあと

「ここは妥協しちゃいけないところですもん。月末までに調整させてください」

建築士さん…。

ありがとう(T-T)

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おわりに

今までの家づくりではハウスメーカーや工務店が提案してくれた間取りに私が手を加え、何度も打ち合わせを重ねてきました。
でも今回の建築士さんのプランには手出しはできません。
もう、素人が立ち入れる領域の家づくりではないんです。

建築士さんが妥協なく設計してくださるのだから、こちらもより満足いくよう自分たちの生活を何度も振り返り、住み手のプロとして膝を突き合わせて打ち合わせに望んでいきます。
だって自分たち家族の事を一番知っているのは自分たちですもんね(^^)

もうひと息!
やっと念願のマイホームが形になるぞ!
建築士さん、これからもよろしくお願いします。

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