心も体も暖かい家づくり

家の快適さは大きさじゃない。家・家・家…そして家。頭の中は家一色。

最も注目を集める若手建築家 飯田亮・タブチキヨシの講演会は桁違い

最も注目を集める若手建築家 飯田亮・タブチキヨシの講演会は桁違い
ご縁があり工務店向けの講演会に参加させていただきました。
注目を集める3名の建築家さんによるお話。


飯田亮建築設計室、COMODO建築工房代表 飯田亮さん。
house starge、attract style代表 タブチキヨシさん。
木のいえ一番協会ログハウス普及部会長 松下勝久さん。

飯田亮 タブチキヨシ
左から飯田さん・タブチさん・松下さん


題材は『工務店イノベーション(技術革新)』、"これからの木造住宅"を考えていく講演会です。
建築家としての信念と体験談を踏まえ、聞き手に1つでもヒントとなるものを持ち帰って頂く企画でもあります。


東京ビッグサイト
東京ビッグサイト
場所は東京ビッグサイト。
建築関連新聞を軸に情報発信をされている新建ハウジングさんがお三方を招き入れ、多くの住宅関連業者が足を運びました。


特に飯田亮さん、タブチキヨシさんは私も前々から注目していた若手建築家。
当ブログでも以前紹介し、多くの方に読まれております。



自分の感性を信じ抜き、良いものを追求し続ける飯田さん。
時代の変化を徹底的に分析し、住み手のニーズを読みとくタブチさん。
今回はこのお二方の"木の家"に対する想いを紹介です。



読んで欲しい方

①成長を望む工務店
②建築業者で悩まれている方
③建築家との家づくりを知りたい方



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飯田亮「好きかどうかで判断」

COMODO建築工房 飯田亮
栃木県宇都宮市に設計事務所と工務店を構える飯田さん。
設計に関しては要望があれば県外でも対応しますが、工務店は県内のみの施工です。


住み手へ徹底的に寄り添い、プロとして心安らぐ空間を提供されます。
建築家としては賞の獲得や雑誌掲載は飛躍する足掛かり。
しかし飯田さんは打ち上げ花火のような奇をてらう建築、奇抜な設計はご自身の家からは排除。
いつの時代も誰からも良いもされる普遍的な家を設計されます。

飯田亮設計くの字の平屋
くの字の平屋
引用→COMODOホームページ


面白いことに、住み手の欲とも言える過度な要望を数多く受け入れないのが特徴の1つ。
プロとして最良の家を熟知し、提案できる自信があるからこその設計です。


「自分が好きかどうかで判断します」


一見強気に感じます。
しかし言い換えれば…


『私に任せてください。あなたが想像以上に心安らぐ空間を提供させていただきます』


プロとしての信念を強く持つからこその一言。
施主の特徴をプロのフィルター越しに見つめ、反映させた家は期待を裏切りません。


自身の欲は捨て、住まい手を尊重した設計をされるからこそ見る人は見ています。
『中村好文賞』受賞はまさにその代表例。


中村好文賞受賞-くの字の平屋
中村好文賞受賞-くの字の平屋
引用→https://livesweb.exblog.jp/18814852/


サイディングやガルバリウムの外壁は一切使いません。
そとん壁か杉の板張りのみを採用します。

そとん壁の家
そとん壁の家-「まちかどみどり」
引用→COMODOホームページ

杉板張りの家
杉板張りの家-「グリーンマーガレット」
引用→COMODOホームページ

今回は『木の家』をテーマに講演されました。
しかし面白い感性に会場がどよめきます。


「羽目板だから、無垢床だから木の家?私はそんなことどうでもいい。木を使っているから"良い"ではない。開口・取っ手・天井の高さ…全てにおいて理由がありしっかり説明できる、だから"良い家"なのです」


自然素材を使うから良い家ではなく、それらはあくまで住まい手と共に歩める空間性を創るアイテムにすぎず、良い家は住まい手の性格により変わってきます。


設計される際、必ず庭に木を植えるのも特徴の1つです。
箱もので完成ではなく、室内外の調和までして初めて家が出来上がります。
外構まで含めて提案することで家が町に溶け込み、主張しすぎない佇まいが生まれるのです。


最後に今後工務店が生き残る道として1つの方向性を示唆します。


マーケティング→×
ブランディング→○


住まい手のニーズを探ることで求められるのでなく、飯田らしさを好まれ求められる。
そこには一切妥協しない細かな設計の連続があり、住み手の性格を住み手以上に反映させた設計があるのだと痛感させられました。

斜め45°の家
斜め45°の家
引用→COMODOホームページ

company

ー 社名 ー
飯田亮建築設計室
COMODO建築工房

ー ホームページ ー
http://www.comodo-arc.jp/

ー 住所 ー
栃木県宇都宮市上桑島町1465-41

ー 電話 ー
028-689-9560

ー Instagram ー
https://instagram.com/comodo_atelier?igshid=1bq18if3tgm4k

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タブチキヨシ「良い会社は良い施工例がある」

タブチキヨシ
タブチさんは若い世代から圧倒的な指示を受けている建築家です。
それもInstagram(@attract7)を中心に『ワクワク!キャー!』な間取りを日々更新されているがゆえ。
ご自身のことをこのように紹介しています。


「私は間取りが好物。週3~4ペースで間取りを書く変態です。」

タブチキヨシが書いた間取り
タブチさんが書いた間取り
引用→タブチキヨシInstagram


お客さんと打ち合わせが大好きで、そのお人柄が滲み出る講演でした。
私もタブチさんが書かれた本は発売初日に買うほどのタブラーでして、見た目からは想像できないおネエ言葉の文脈に虜となってしまいました。


初めてお会いすることもあり悩殺されたおネエ言葉を講演会に期待していましたが今回は封印。
ちょっぴりガッカリはしたもののマイクを両手でそっと握りしめ、脇をキュッと閉めた佇まいにおネエの片鱗を垣間見ます。

講演中のタブチキヨシ
講演中のタブチさん


私は当初タブチさんを『時代の需要を直感で読み取る天才型』かと感じていました。
しかしこの講演を聞き、良い意味で期待を裏切られました。


「トレンドだから流行るのではなく、流行るからトレンド。トレンドだから人が興味を持つのではなく、興味を持つ人が多いからトレンドなんです。トレンドだからやるのでは画一的な家ばかり増えて愛がありません。大切なのは『なぜトレンドになったのか』を徹底的に調べることです」


的確な分析を繰り返し、人が多く集まる場に自らのポジションを確立させた努力の人だったのです。
講演内容は現代のトレンドをタブチさん流に読みといたものでした。
スクリーンに写された分析内容をひっきりなしに撮影する参加者。
その分析は今のタブチさんを表しているようにも感じます。


「今のトレンドは『グランピング・アウトドア・ヨガ・アロマ・京都・サウナ等』ここから読み取れるのは日本人は疲れていることです。ならば家でリラックスできる空間を提供しましょう」


確かにな…。
サラッと紹介していましたが、凄まじい分析力です。
更に続きます。


「リラックスに非日常的な空間を求めています。しかし家は日常空間。現代のニーズの結果は『非日常は日常ではない空間であることが答えだが、ある意味そんな空間は家の中の日常にはない』これなのです。言葉がややこしくてごめんなさい。」



現代のニーズ

トレンドはニーズ
→だからトレンドは勉強せよ!

今のトレンドはリラックス
→リラックスできる家を研究しよう!

リラックスのキーワードに非日常
→非日常な空間を研究しよう!

生活感を感じないが、生活しやすい家
→これが答え!


生活感を消したり隠したりするために冷蔵庫・レンジ・ゴミ箱を見せない、部屋が散らからないように収納を多くとる、人目に付かないパントリーを設置することなど、日常と非日常を繋げる手法を模索されています。

冷蔵庫をパントリーに隠した施工事例
冷蔵庫をパントリーに隠した施工事例
引用→タブチキヨシInstagram


工務店への助け船。
頭で『リラックス』『非日常』『ニーズ』を理解するだけではお客さんは寄ってきません。


「良い施工例のある会社をお客さんは選びます。これだけです。」


しっかりとお客さんのニーズに合った家をつくり、それを情報発信することで人は興味を持ち、足を運び、感動し、契約してくれるのです。

タブチキヨシの施工事例
タブチさんの施工事例
引用→タブチキヨシInstagram


家と同時に現代社会も猛勉強されたタブチさん。
スピーチ力の高さに再度心を鷲掴みにされました。
そして活躍される根拠を肌で感じることができました。


日々ニーズの分析を続けています。
今でもリラックス空間の勉強も怠りません。


「ふけてますがこう見えて45歳です(笑)間接照明はスッと受け入れられなかった世代です。ただ今のホテルは心休まる空間として間接照明を多く取り入れているのを感じますね。仕事柄日本全国を飛び回り様々なホテルに宿泊しますので、そこで間接照明をパシャパシャ撮って自分なりに模索中です」


現代は"おしゃれな物"というだけでは売れなくなってきました。
おしゃれな物は簡単につくれます。
人は物の背景に動かされます。


過程であり理由が"大切"な時代。
いや、"必要"な時代なのかもしれませんね。
そんな先見の明を持つタブチさんが次に訪れるトレンドを分析しました。

タブチキヨシの施工事例
タブチさんの施工事例
引用→タブチキヨシInstagram


「トレンドは常に進化しています。次に来るトレンドは『和』ではないかと予想します。ただ、どんな『和』が来るかは想像もできません」


『モダン→インダストリアル』の時代は終わりに近づいたのかもしれませんね。
木造や家とは一線を引きますが『和の大家』とも呼ばれる隈研吾さんが新国立競技場の設計を任されるほど世界中から注目を集めているのも、そのような流れからなのかもしれませんね。


以前から大ファンだったタブチさん。
失礼を承知ながら講演後に…。
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どーん!
サインを頂いちゃいました\(^o^)/


めっちゃ笑顔でサインしてくださり、更には名刺まで♪
心をえぐり取られました(笑)


タブチさんの心踊る間取り・施工事例は角川書店より2冊発行されています。
第1作の『早く家に帰りたくなる!最高にハッピーな間取り』は常にAmazonのTOP10に入る超人気作。
ただ個人的には第2作の『ズボラでも暮らしやすい!収納上手な間取り』の方が圧倒的に好きなんだけどな~(^^)

company

ー 社名 ー
attract style
house starge

ー ホームページ ー
http://www.house-stage.jp/

ー 住所 ー
愛知県名古屋市緑区南陵303

ー 電話 ー
0120-965-293
052-693-6767

ー Instagram ー
https://www.instagram.com/p/B4OTOPvBdXy/?igshid=2tbdijxwob8n

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気になるお値段

提案力が桁違いなお二方。
ブランディングの飯田さん、マーケティングのタブチさん。
方向性として"施主第一"の精神は変わりありません。
こんな方に自分の家を設計してもらえたら幸せだろうな(^^)


家への価値観は人それぞれかもしれません。
ただ建築家に家を設計してもらうには『お金がかかる』といったイメージが先行してしまうのも事実です。
もちろんローコスト住宅会社と比較してしまえばそうかもしれません。


ただそれ以上に建築家との家づくりは自分達でも気づけなかった夢を教えてもらえる良い機会です。
更には抑え所と出し所をアジャストし、柔軟な価格調整をしていただけます。


建築家に家づくりを依頼した私の肌感覚だと、価格帯は大手ハウスメーカー(積水ハウス・ダイワハウス等)と変わりありません。
正直なところ…。


家だけで2,500万円もあれば4人家族にフィットした、笑顔の絶えない家が手に入ります!


この2,500万円という金額の捉え方は様々です。
既に工務店やハウスメーカーで見積もりを出していただいた方ならピンと来るでしょう。
まだの方は私の見積もりを参考にしてみてください。
ハウスメーカーと工務店の見積り書を写真で添付し、隠すことなく全て紹介してあります。


価格比較

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一条工務店・ユニバーサルホーム・レオハウス|間取り図・見積書比較
※ 一条工務店→中堅ハウスメーカー、ユニバーサルホーム→工務店、レオハウス→ローコストハウスメーカー

今後の住宅会社に必要なもの

講演会の中で工務店に必要なものを飯田さんは「良いものを突き詰め磨き続ける」「ブランディング」とおっしゃり、タブチさんは「良い施工事例」「ニーズを探る」とおっしゃっています。


ただそれ以前に住宅業者は自分の感性を磨く努力であったり、誠実さと提案力は置き去りにしてはならない必須事項。
恐らくこの講演会に足を運ばれた工務店や住宅関連業者はそこを乗り越え、更なる道を切り開く為に参加したのでしょう。


もし住宅会社選びで悩まれている方がこの記事を読まれているのであれば、まずは住宅業者の誠実さと提案力を確認してください。
更に自分の感性を高めるべく努力をしている点が多く見えてくれば、その住宅会社と素敵な家を建てることができるはずです!


その第一歩として様々な住宅会社を巡り、自分の見る目を養う事から始めてみてはどうでしょう?
ハウスメーカー・工務店・設計事務所・建築家。
一通り話を聞くことは生涯住む家の方向性を知る良い機会であったり、完成したときの満足度がまるで違うはずです。


自分はなぜその住宅会社に心を奪われたのか…。
安いから?
性能が良いから?
お洒落だから?


いや、違います!


担当が家や家族に対して真摯に向き合ってくれたから

家族が笑顔になるイメージを明確に持つことができたから


このような家づくりの背景があるから選び、より満足できる家を建てることが出来るのでしょう。

私の失敗談

自身の家づくりのなかで最後に候補に残った工務店と建築士。
自由度と価格が魅力の工務店、自由度は殆ど無いが提案力がずば抜けた建築士でした。


そこで私は自分達で間取りも仕様も決められる魅力と、大きな家を建てられる工務店を選びました。
完成しかけたプラン。
工事請負契約直前で工務店より「あなたの家は建てられません」と手を引かれた経験があります。


直接的な原因は耐震に不安が残る点でしたが、それ以上に私の要望を工務店が1つの家としてまとめあげる提案力が無かったのが本質です。


皆さんも同じ過ちに陥らないよう、提案力のある住宅会社を選んでください。

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おわりに

自然素材に拘る建築家。
断熱性能を追い求める建築家。
空調設備で最良の空気環境を求める建築家。
時代のニーズを先取りした建築家。
今までにない斬新な家を提案する建築家。
普遍的な心地よさを追い求める建築家。


様々なタイプの建築家を見てきました。
しかしどのような建築家が自分たち家族に合うのかは一度会って話して、実際の家を見るまで分かりません。


時にはプロのフィルター越しに見えた自分たち家族の家を提案してもらえたら、例えそれを選ばなかったとしても良い経験となるはずです。



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