『植栽コーナーの緑を増やしたい』
そんな思いから手始めにグランドカバーのクリーピングタイムの増殖に着手しました。
ちなみにクリーピングタイムとはこんなのです。
写真からも分かる通り岩の隙間、砂利の上でも根を張ることのできる植物。
もちろん土でもオッケー。
そんな環境に強い植物であるクリーピングタイムを増やしていきます。
もちろんホームセンターで買って増やすこともできますが、シーズンによりなかなか手に入らなければ決して安くないお値段…。
我が家は引き渡し時に造園家さんが少量ではありますが植えてくださったため、それを大きくし挿し木で繁殖。
ポット育苗(いくびょう)でも直接地植えでも成功したので紹介していきます。
ビフォー・アフター
こちらが引き渡しを受けた3/14の様子。
印を付けた部分にクリーピングタイムが植えてあります。
引いた写真では小さすぎて分かりにくいですね(-_-;)
これしか写真が残っておらず、ごめんなさい。
そしてこちらが5ヶ月後、8/14の様子です。
地面を部分ごとに覆う植物がクリーピングタイムです。
ずいぶん大きくなりましたよね。
お隣さんとの境界フェンス工事のため移植も行いましたので、3月と8月とでは多少ズレています。
また株分けや挿し木用の剪定も少ししました。
手を加えなければもう少し大きくなったのかな?なんて感じています。
挿し木用の枝切り
挿し木にて増殖をするにあたり、大きく育ったクリーピングタイムを剪定していきます。
長さは10cm程度。
節から根を張りますので、光合成する部分+根を張る部分を意識して4~5節目より下を切っていきます。
ただ今回のポット育苗実験では根の生えた部分は使用していません。
どれぐらいの生命力なのか試したいので。
その後1~2時間水に浸してたっぷり水分補給。
我が家は1時間30分浸しました。
これをすることで植えて根が張るまで蓄えた水分で生きていけます。
ただ根を張らなくてもある程度は土から水を吸いとれるので必ずやる必要も無いのかなとも感じました。
ポット育苗-作業-
まずはポットに土を準備していきます。
本来は鹿沼土など挿し木に適した土を購入した方がいいんですよね。
でも今回は実験の意味もあり我が家の痩せた土をポットに入れていきます。
ただ万能肥料である緩行性肥料のマグァンプKを追肥。
続いて1つのポットに4~5本ずつ挿し木をしていきます。
半分は土の中、半分は土から出すよう植えましょう。
後は日が当たりすぎない場所に置き小まめに水やり。
挿し木をしたのが6月4日。
合計7ポット挑戦しました。
2~3日おきに水をたっぷりあげ2ヵ月、結果はどうだったのでしょう。
しっかりと根付いたのでしょうか。
ポット育苗-2ヶ月後-
こちらは8月8日の様子です。
しっかりと成長していますね。
ただ…。
7ポット中6ポットが成功。
しかし『6ポット全て大成功!』という訳ではありませんでした。
全て根付いたポットがあれば1本しか根付かなかったポットもあります。
でも7分の6が根付き成功率は85%と初挑戦にしては合格点。
土は鹿沼土や赤玉にすれば成功率100%も狙え『1ポットに1本しか根付かなかった』なんて事も無いのかなと感じました。
こちらが根っこの様子です。
びっしりと根が詰まっていますね。
市販で売られているものと遜色ありません。
切り枝を直接地植え-作業-
ポット育苗は丁寧に育てる方法。
続いて挑戦するのは切り枝を直接地植えする荒っぽい方法です。
ポット育苗では切り枝を水に浸し、土に埋まる部分と埋まらない部分を調整しました。
しかし地植えは作業を簡略化。
たったこれだけです(笑)
クリーピングタイムは繁りすぎると地面に近い部分は光合成ができずに部分的に弱ってしまいます。
地植えの実験では繁りすぎた部分・道路に飛び出た部分を剪定して行いました。
ですのでポット育苗よりは長い物が多いです。
今回は根が付いている部分も一緒に地植えしていきます。
その様子がこちら。
たったこれだけです。
簡単というより雑ですよね(笑)
5カ所地植えしました。
ポッド育苗同様にマグァンプKと水を与えて完了です。
地植え実験を行ったのが6月23日です。
そこから2ヵ月、8月20日の様子はこんな感じです。
地植え-2ヶ月後-
まずは謝らせてください…。
ゴメンナサイ!!
・・・ずっと探し求めていた花、バーベナが格安で売っていた(200円→50円)ので購入し植えてしまいました。
合わせて飛び石なんかも置いちゃったり…。
5個のうち3個のクリーピングタイムは移植(T T)
現在元の場所で確認できるのはこの2個だけです。
サイズはポット育苗より少し大きいぐらい。
地植えの方が元の量が多かったのと、根を何処までも張れる利点からもっと差が出ると思っていましたが期待を裏切られました。
もちろん楽なのは圧倒的に地植えです。
ちなみに引いて見てみるとこんな感じ。
飛び石の右側に確認できます。
そしてこちらが挿し木ポット育苗と地植えにて増やした植栽エリアです↓
以前から植えられているものと比べるとまだまだ小さいですね。
ただすぐ周りのクリーピングタイムと同じぐらいに大きくなるでしょう。
おって紹介していきます。
おわりに
クリーピングタイムは葉っぱの大きいワイルドタイム、花つきが良いタイムロンギカウリスに分かれています。
我が家に植えられているのはタイムロンギカウリス。
更に繁殖され緑で覆われた植栽ゾーンを紫の綺麗な花で覆い尽くされるのを楽しみにしています。