心も体も暖かい家づくり

2020年1月までにマイホーム引き渡し。間取り・価格・断熱に興味深々。暇があれば勉強にトコトコ。家、家、家…たまに野球。

ハウスメーカーが高い理由 工務店が安い理由~金額差300万円~

地元の工務店にとあるハウスメーカーの見積書を見せたら驚かれた。
「建物本体だけで坪単価70万円!?大豪邸じゃないですか!!」

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今度はハウスメーカーに工務店で驚かれた話をした。
「同じ大きさの家で価格を比較されたら、ハウスメーカーはどこも少なくとも300万円の差が出ます
ハウスメーカーは渋そうに言った。

今回はそんな『少なくとも300万円』のカラクリについて書いていく。


広告宣伝費

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広告宣伝費としてまず思い付くのがCMだろう。
積水ハウス・セキスイハイム・大和ハウス・タマホーム・アイダ設計は特にCMに力を入れている印象だ。
ご存じの方も多いだろうがCMは数百万円~数億円の費用がかかる。

次に身近なものと言えばSUUMOのような情報雑誌。
こちらもそうとうな費用がかかる。
ただ家づくりを考えている人へピンポイントに多くの情報を伝えることができる。

また家の仕様や会社概要を紹介するチラシ・パンフレット・カタログを作るか否かにより必要経費が変わる。
紙質・ページ数・製本するかなどにより金額は変動するが、製本されたカタログなどは一部数百円はする。

住宅展示場・モデルハウス

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これは宣伝費に分類されるかもしれないが、300万円のカラクリには大きく関わるため別けて書いた。

家のイメージを膨らませたり、数社を比較するのにもってこいの住宅展示場。
ただ住宅展示場がある場所を思い出してみよう。
駅近く・市街地・国道沿いなど人が集まりやすく土地代が高いところばかり。
更には50坪前後の大きなモデルハウスにオプションをふんだんに組み込んだ豪邸。
一軒建てるのに5000万円はするだろう。

常にキレイな状態に保つため補修・清掃はもちろん、案内できる人を1人以上待機させなくてはならない。
一軒あたり年間1億円以上の経費がかかると言われている。

これが住宅展示場に建つモデルハウスの現状だ。
小さな町の工務店にはマネできない。
できても町中にモデルハウスを建て必要なときだけ開放。
数ヶ月~数年後には売りに出す。

また建て売りが売れるまで公開したり、注文住宅で施主(家の買い主)が入居前に2日程一般公開するのがやっとだ。

『我が社ではこのような家を建てることもできますよ』
お客さんにイメージをもってもらう、実際の家を体験させることは非常に有効な宣伝方法だ。
ただその為には予想以上の経費がかかる。

人件費

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ハウスメーカーであれば仕事を分業し、その分野に特化できる。
家の説明は営業マン、間取りや強度は設計士、デザインはコーディネーター…
専門家がいれば施主も安心だ。

そのぶん工務店は一人あたりの担当分野が多くなりがちだ。
当然ながら知識量・経験値・センスは専門家の方が上だ。

大きなハウスメーカーであれば経営・人事・教育分野など、裏方の人も多くなる。
人件費の面から言えば人は少ない方が良いのかもしれない。
しかし安心面ではハウスメーカーの方が上だ。

安心

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誰もが知るハウスメーカーは実験・研究に力を入れている。
お客さんが魅力と感じる仕様を生み出すことで他社と差別化を図ることができる。
もちろん家の性能は数十年前と比べれば良くなってきている。

しかし工務店が性能面で劣るのかと言えばそうではない。
良質な工務店は常に家づくりを学び、良い所は自社に取り入れる。
ハウスメーカーより性能の高い家づくりをしついる工務店は少なくない。

保障に関してはハウスメーカーに軍配が上がる。
保障はそもそも、その会社が存続していることが条件だ。
瑕疵(かし)担保責任もあるが、期限は10年と短い。
瑕疵担保責任についてはこちら

保障の充実度、倒産しない安心感はハウスメーカーの方が上だ。
また住宅展示場や電話サポートセンターがあれば『いつでも相談できる場所がある』安心感が増すのも魅力の一つだ。


おわりに

家を建てるのに必要な建材はハウスメーカーの方が安く仕入れることができる場合が多い。
本来同じ家を一軒建てるのにハウスメーカーと工務店では、ハウスメーカーの方が安く建てられる。
しかし実際にはハウスメーカーの方が高い。

ここまでお読みいただいた方はお気づきだろう。
『少なくとも300万円』のカラクリには、経費の使い方が大きく関わる。
イメージとしては…

300万円で安心を買うかどうか

ただ注意していただきたいのが、全てのハウスメーカー・工務店が今回紹介したケースに当てはまる訳ではない。
各社経営スタイルが異なる。
・CMや広告を一切出さないハウスメーカー
・住宅展示場にモデルハウスを建てないハウスメーカー
・地方(ローカル)テレビにCMを流す工務店
ほんと様々である。
一概に「こうだ!」とは言えない。

現在日本ではハウスメーカーと工務店の販売棟数割合は3:7で工務店が多い
日本人はブランド力や安心感より価格や地元密着企業を優先する民族性と言えれば、工務店が安心できる国とも言えるだろう。

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