野球うんちく
久々の野球記事です。 最近は10年ぶりに地元に戻ってきたこともあり、学生時代の恩師の元に挨拶へ行ってきました。 恩師とは小学生時代と高校時代の野球の監督です。 監督たちと大人になって話すと面白いですね。 学生時代は絶対服従の相手であり、まさに鬼…
野球うんちくシリーズが大好評につき、まとめ②を更新していきます。 昔あった珍ルールに50年以上成し遂げられていない奇跡の盗塁、温もりあるうんちくに驚きとホッコリを約束します。さぁ第②弾スタートです(^^)野球うんちくNo.1~No.10はコチラ (adsbygoogle…
投手がグランドへ向かう前に肩をつくる場所、ブルペン。 ブルペンと聞くと野球用語と感じるだろうが、もともとは違う意味で使われていた。 ブルペン(bullpen)を日本語に訳すと「牛を囲う場所」となり、外国では闘牛場で場内に入る前の牛が興奮する囲いのある…
1968年12月、野球経験は中学生までの選手がプロ野球ドラフトに出現。 野球経験が中学生までだが、日本中にその名を知らぬ者はいない程の有名人。名は飯島秀雄。飯島選手は20歳のとき、当時100m日本記録10.1秒を記録。 24歳で東京オリオンズ(現:千葉ロッテマ…
逆走盗塁という理解に苦しむルールが存在した。 二塁ランナーが一塁への盗塁、三塁ランナーが二塁へ盗塁…なにがなんだか分からないルールだ。1920年に廃止されたこのルール。 大リーグでも逆走盗塁を記録した選手がいるという。野球では送りバント・ヒットエ…
ランナーがスタートをきったが捕手は送球せず。これは盗塁が記録されずに「野手選択」が記録される。しかし守備側チームが盗塁王のタイトルを取らせないために送球せず、野手選択を選んだ場合などは盗塁の扱いになる。 シーズン最多盗塁は1762年、阪急ブレー…
野球では左投げ選手をサウスポーと呼ぶのに対し、右投げ選手に特別な呼び方はない。サウスポーの由来は野球規則に記されている球場の向きが大きく関係している。 球場の向きについてはこちらに詳しく書いてある。 野球規則通りに野球場を造ると 本塁→西 一塁…
優勝をするとビールかけが好例となっているが、始まりはいつだか知っているだろうか。 1959年に南海ホークスが日本一になった祝賀会、アメリカ出身のカールトン選手が乾杯だけでは物足りずアメリカで優勝後に行われるシャンパンかけをビールでやったこと…
1894年「野球」という言葉が生まれた。 それ以前はベースボールと呼ばれており、訳語を使う必要がある場合には「底球」などとしていた。しかし、これでは「庭球」と紛らわしく、新しい訳語を考える必要があったのだ。「ball in the field」ということばをも…
野球場には良い方角が存在し、野球規則には本塁から投手板を経て二塁へ向かう線は『東北東』に向かう事を理想とするこのように明記されている。 ではなぜ『東北東』が良いとされているのだろうか?それは太陽の向きが大きく関係している。 太陽が高い位置に…
今ではほとんどの球場に採用されているラバーフェンス。 ラバーフェンスとはコンクリートフェンスにクッション製のマットを張り、選手の安全を守るフェンスのことである。 このラバーフェンス採用には、熱くも悲しい一人の虎戦士、佐野仙好の物語があった。 …
バックスクリーンで野球を見ること。 興行的にみれば打者・投手の対決を延長線上で見ることができる特等席であり、座席数も増やせると良いことづくめだ。 それでもバックスクリーンに観客を入れないのには理由がある。 打者・投手の延長線上というのが最大の…
1995年 阪神vs広島 3塁塁審にてプロ野球審判1軍のデビューを果たした佐々木 昌信(ささき まさのぶ)審判員。 現在は審判員のクルーチーフとして活躍している。 一流の審判員であると同時に、オフシーズンは実家のお寺を手伝い、法事などでお経を読んでいる。 …
今では当たり前のようにあるスリーフィートライン。 昔はスリーフィートラインが無く、ホームベース上でたまに見る捕手へのタックルが一塁手へも当たり前のように行われていた。 頻度はホームとは比べ物にならないだろう。 これにより一塁手は頻繁に怪我をし…
当時NPB審判団の中で話題になった。 「東尾修(元 西武)の牽制にランナーはことごとく引っ掛かるんだよな…」 「ボークのように見えなくもないが、どこがボークか説明できない…」 走者だけでなくプロの目を惑わし、欺き続けた男、東尾修。 東尾はキャンプに入…
まだ「スタジアムDJ」という言葉が浸透していない昨今、ウグイス嬢の代わりにスタメン紹介や場内アナウンスを担当すると同時に、観客を盛り上げるという役割を持っているのがスタジアムDJだ。 ウグイス嬢は女性がほとんどに対し、スタジアムDJは男性がほとん…
「審判の最大の敵は驚くこと」 ジムエバンス審判学校校長ジムエバンスが生徒に一番先に教えることであり、もっとも理解ほしいことだ。 ルールを理解していても、想定外のケースでは判断能力が著しく落ちる。 審判としては致命的だ。 ジムエバンス審判学校 メ…
現在ホームベースはゴム製である。 むしろゴム製以外を見たことがない。 昔のホームベースは耐久性を求めるため、鉄や大理石が使われていた。 しかし鉄や大理石は硬く、怪我が幾度となく発生。 そこで怪我を少なくするため布になり、布では耐久性が低いこと…
野球の歴史やルールなど以外と知らないことが多いんです。野球観戦時、野球談義中についつい話したくなる野球うんちくをまとめていこうかな。またどの職場にも野球好きは必ずいます。 コミュニケーションをとるのにはもってこい。どんなかたちであれ、皆さん…
一塁・二塁・三塁は四角形であるが、ホームベースは五角形である。 しかし昔はホームベースも四角形だった。 置き方は他の塁と同様、一塁線と三塁線に交わる所に角を合わせる。 マウンドに角を向けるのだ。 四角形の欠点は、審判がストライク判定をしにくい…
1879年のノーコン投手はさぞ嬉しかっただろう。 頭のキレる捕手は組み立てでボールしか投げさせないだろう。 当時はボールが9カウントでフォアボールだったのだ。 打者も野手もお客さんも皆疲れてしまうだろう。 審判からしても集中を持続させる自信は…
昔のピッチャーマウンドにはプレートが存在しなかったなんて想像もつかない。 プレートが無いなら近くから投げれば投手が有利になるではないか。しかし野球を作った人もそこまでマヌケではない。 昔は決められた長方形の区画内ならどこから投げてもよいとい…
野球で一番多く審判がコールするものは「ストライク」「ボール」であり、審判はこの判定を投球判定と言う。 プロ野球の9イニングであれば300球前後の投球がある。 スイングをしたものは打球として前に飛ぶかファール、空振りのためストライクとなるため投球…
ストライクゾーンを頭では分かっていてる。 しかし実際に判定すると打者・捕手・投手に首をかしげられることが多々ある。これは私の感覚がおかしいのか… それとも選手の感覚がおかしいのか… 私は草野球で投手をすることもある。 審判では年間80試合以上でマ…
『一人制審判では何かを犠牲にして何かを得ようとしてはならない。一番大切なのは全てのプレーを見ることだ』これは私が審判をしていて師匠に口酸っぱく言われたフレーズである。 私の審判の師匠は当時60歳を越したおじいさんだ。 野球経験はせがれの学童野…
草野球にて一人制審判をしていると見えない・見えにくいプレーはたくさんある。最大の改善策は人数を増やし複数人で審判をすることだが、それが難しいから選手も審判も辛い。詳しくはこちらにまとめてある。 簡単に説明すると人手不足が原因だ。 野球規則に…
今年も残り3週間をきり、昨日の審判で今年の審判は終了した。 1月から始まり83試合の審判を担当させていただき、西武ドームや大きな大会の決勝戦、元プロ野球選手でアトランタ五輪投手の小野選手、元DeNAの井出選手、2006年ヤクルトドラフト1位の増渕選手の…
投手が投げやすいと感じる捕手とそうでない捕手がいる。 それは体の大きさであったり、ショートバウンドを投げても必ず止めてくれたりと色々な要素がある。 だが長年中日ドラゴンズで正捕手を続けてきた谷繁はそれ以上に必要なものがあると言う。審判の私と…
私は現在、東京・埼玉・千葉・神奈川を中心に審判を派遣している協会に所属している。 練習試合やインターネットリーグの審判がメインだ。 9割以上が「1人制審判」でありグランドに審判が1人かおらず、全ての判定を1人で行う。 この「1人制審判」を知らない…
「試合はピッチャーで9割り決まる」こんな言葉を野球人であれば一度は聞いたことがある。 投球を間近で見続けている審判員の間でもこの言葉はよく使われる。それだけ試合を大きく左右する投手。 球審は常に投手を意識している。 どんな試合になるかドキドキ…