1894年「野球」という言葉が生まれた。
それ以前はベースボールと呼ばれており、訳語を使う必要がある場合には「底球」などとしていた。
しかし、これでは「庭球」と紛らわしく、新しい訳語を考える必要があったのだ。
「ball in the field」ということばをもとに「野球」と命名。
テニスは庭でするので「庭球」、ベースボールは野原でするので「野球」と説明した。
名付け親を正岡子規と間違えられがちだが違う。
本当の名付け親は中馬 庚(ちゅうまん かなえ)であり、野球殿堂入りしている。
ちなみに「大リーグ」の由来はメジャーリーグの前進「ビックリーグ」からきている。
アメリカプロ野球のことは「大リーグ」「メジャー」と二通りの言い方があるのだ。
「野球」という言葉ひとつでここまで奥があるなんて、やはり「野球」は面白い。
合わせて読みたい記事
【バックスクリーンに観客を入れない理由】
バックスクリーンに観客を入れない理由は選手の安全を考えて。
ではなぜバックスクリーンに観客が入ると選手は危険なのか?
バックスクリーンには観客を入れないのにバックネット裏には入れるのか?
野球場のカラクリを徹底分析。
【ラバーフェンスができた歴史~虎戦士の闘志~】
コンクリートフェンスからラバーフェンスに変わったのはつい最近のこと。
この歴史には一人のタイガース選手が大きく関わる。
その背景には掛布の存在も。
この記事を読んで心が熱くならない野球人はいないはず。