心も体も暖かい家づくり

2020年1月までにマイホーム引き渡し。間取り・価格・断熱に興味深々。暇があれば勉強にトコトコ。家、家、家…たまに野球。

審判に好かれる投手の3つの特徴

「試合はピッチャーで9割り決まる」

こんな言葉を野球人であれば一度は聞いたことがある。

投球を間近で見続けている審判員の間でもこの言葉はよく使われる。


それだけ試合を大きく左右する投手。

球審は常に投手を意識している。

どんな試合になるかドキドキ・ワクワクしている。

良い投手だと審判をしていても楽しいのだ。

そこで審判が好きな投手の特徴を3つ紹介しよう。



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1.コントロールが良い

これは言わずともご理解頂けると思うが、ストライクが入らないと試合が進まない。

四球連発だと球場にいる全員がだらけてしまう。

コンスタントにストライクをとれる投手はもちろん好かれる。

更に際どいコースを投げ続ける投手が登板してみよう。

球審をしていてこの時ほど楽しいものはない。
球審は誰よりもワクワクしているのだ。

2.テンポが良い

テンポはコントロールと密接な関係にある。

ストライク先行だとテンポが良く感じ、ボール先行だと悪く感じる。

ただしコントロールが全てではない。

・捕手からの返球後すぐセットポジションに入る
・打者が構えたらすぐ投球する

この2点を注意するだけでテンポは格段に良くなる


反対にテンポを悪くする原因として、上記2点に時間をかけたり、牽制・プレート外し・サインの首降りを多用することが挙げられる。

もちろん要所で多くすることは必要だ。

しかし要所を履き違えて多用するとテンポが悪くなり、守備のリズムが崩れ、ストライクが入らなくなる。

負の連鎖が続くのだ。


テンポが良いと緊張感が生まれ、試合が締まり、全員がワクワク・ドキドキする。

3.人間性

味方のエラー・捕手のキャッチングに文句をつける投手。
何でもないプレーでも「ナイスサード!」のように味方に感謝する投手。

どちらが気持ち良いかは一目瞭然。

審判も同意見だ。


この話をすると驚かれるが、審判は選手、特に投手のベンチ内での立ち振舞いをチェックしている。

それは良いチームかどうか判断していると同時に、投手の性格を分析しているのだ。

例えば審判が投球を「ボール」と判定したとき、投手がこのような態度をとったとしよう。

・首をかしげる
・嫌な顔をする
・文句を言う

審判からしたら気持ちの良いものではない。

マウンド上で文句を言う投手はまずいない。

しかしベンチに戻り愚痴をこぼしている投手は良く目にする。

このような姿は審判の目に留まりやすい。

「首をかしげる」「嫌な顔をする」これらをされると
・癖なのか
・『今のは入っている』というアピールなのか
・狙い通りに投げれない自分に納得できないのか
・打者が手を出してくれず悔やんでいるのか
このような考えが生まれる。

このときの審判心理は、グランド・ベンチでの立ち振舞いに強く影響される。

立ち振舞いが良い投手、悪い投手だけで
・自分の投球に納得できないんだな
・審判にケンカをうっているんだろうな
・今の「ボール」は厳しく判定してしまったな
このように変わってくる。



おわりに

「嫌いな選手のとき、判定が厳しくなるの?」

こんな質問をよくされる。

正直に言わせていただく。

そんなことはない。

審判は全員に同じ判定をするよう心がけている。

ただし審判の判定「アウト・セーフ」「ストライク・ボール」に関しては考えて判定をするというより、そのときの感覚が体現される。

『反射』に近い。

ただし判定には審判の体調・精神状態が少なからず関わってくる

体調が優れなければ際どい投球に自信を持てないし、逆に調子が良い時にはストライクゾーンがくっきり分かる。

経験値にも左右されるが、ストライクゾーンには正確性・一貫性を第一に考えて挑んでいる。

際どいコース、俗に言う「どちらともとれるコース」は審判の感覚や精神状態に関わる部分が大きい。

そんな「どちらともとれるコース」で右手を挙げてもらうため、投手は審判に良い印象を抱かせる事は悪いことではない。

ただその投手有利にはたらくタイミングが、3ボールの時か2ストライクの時かは分からない。


審判も人間なのだ。

時には非情に、機械のように、正確な判定を続けれたら…

そう思うときもある。


野球は人がプレーし、人がジャッジするスポーツだ。

「審判にゴマをすれ」とは言わない。

ゴマをすっている選手は審判でも分かる。

ひた向きに野球に取り組んでいる選手を見るのが審判は好きなのだ。