2018.2.16~18 東京ビッグサイトにて行われる『住まいの耐震博覧会』&『木と住まいの大博覧会』に参戦。
以前材木屋に行ったとき紹介されたため、この博覧会を知ることができた。
メインは企業や工務店向けだが、私のような一般人も無料で参加することができる。
ハウスメーカーで家を建てようと考えている人からしたら、行ってもあまり意味がないと思う。
それはハウスメーカーだとキッチンでも床材でも限られた中からしか選ぶことができない。
その限られた中というのも、数社から価格帯が近いものの中から選ぶ。
グレードを上げれば選べる会社も増えるが、たいてい同じ会社のグレードの高いものの中から選ぶことが多い。
一方、私が検討している材木屋は、好きなものを会社を気にせず自由に選ぶことができるという利点がある。
先程から出てきている『材木屋』だが、詳しくはこちらに書いてある。
ハウスメーカーでもなく、工務店でもなく、あくまで材木屋である。
この材木屋で建てるとした時の妄想として、今日の博覧会に参加した。
率直にこの博覧会はホントに感動の連続だ。
今までハウスメーカーやショールームで見られない設備がたくさん置いてあり、これらを取り入れる事ができたら贅沢の極みだと感じた。
その量はとてつもないので、中でも感動した設備をいくつか紹介しよう。
酸素を取り込むお風呂
39℃の低温のお湯に細かい酸素の泡を注入。
1分後にはこんな感じだ。
39℃のお湯も体感では41℃くらいに感じ、湯上がりの保湿力・保温力も良い。
嫁も3分間、普通のお湯と酸素入りのお湯に片手づつ入れる実験をした。
3分後の実感としては、酸素入りのお湯に入れていた手の方がしっとり感じる。
「1日の電気代は3円です。温泉に行ったと考えれば安いものです」
しかし案内のお姉さんの言葉は私たち夫婦の心に全く響かなかった。
『こんな贅沢品いらないよね』
カラフルなトイレ・エアコン
これらは性能が凄いと言うわけでなく、ただ単にオシャレだから紹介した。
もちろん、我が家で採用するつもりはない。
カラフルな畳
こちらも同じく珍しいから紹介したのだが、カラフルな畳は嫁の気持ち軽く揺らした。
『水色の畳って可愛いね』
ん~…。
要検討だ。
たぶん無いだろうが。
汚れが落ちるお風呂の床
こちらがその床材だ。
マジックで書いて水を吹き掛けると…
吹き掛けただけで、汚れ(油分)が浮き流れる。
この写真は水を吹き掛けただけだ。
このあとタオルで吹けば、残りカスも綺麗さっぱり無くなる。
だがこの床材の惚れ所はここじゃない。
このタイル調の床材、柔らかい材料で出来ている。
膝をついても柔らかい素材なので、膝が痛くならない。
我が家で是非とも採用したいと感じた設備だ。
オシャレな照明類
これらはインスタ映えを狙っただけで、全く採用する気はない。
ただオシャレさんは、平気でこうゆう照明をマイホームに取り入れるのだろう。
バイオマスを利用した暖房
『バイオマスってなに?』
そんな声が聞こえてきそうので、簡単に言えば『利用しなくなった木材やゴミを燃やして熱に変える』そんな暖房器具だ。
この暖房はペレットという木片を加工した物を暖房器具に入れ燃やして熱にする。
こちらがそのペレットだ。
ランニングコストはエアコンとあまり変わらないが、メンテナンス費や購入金額はエアコンより高い。
ただ木の焼ける臭い・火が見える温もりは、それらを差し引いてもお釣りが来るぐらいの利点だ。
以前薪ストーブの相談をしたのぞみさんが、ランニングコストについて詳しくまとめてくれた記事がこちらだ。
薪ストーブとペレット使用のストーブでは性質が少し異なるが、イメージは掴める。
床材
こちらはフローリングにシールを貼ったいわゆる偽物。
だが見た目・触った質感は木と区別がつかないくらい、精密に再現されている。
私たち夫婦はこの3色で悩んでいる。
こちらが本物の無垢床。
こちらが表面2㎜は無垢材で、その下は合板の突板(つきいた)という床。
正直どちらも見た目は無垢床だ。
長い年月を見れば無垢が良いのかもしれなかいが、傷や反りや水染みなどが不安視されるのでまだまだ検討が必要。
また別メーカーの突板はこちら。
どれも良い色合いで、メーカー選びも悩みの種だ。
外壁
とても綺麗だと感じたサイディング。
こちらは目地を表面に出さないタイプでとても心が引かれていたが、詳しく話を聞くと…
「全く目地(シーリング)が出ないわけではありません。サイズ調整でカットするとシーリングが必要です。特に角の部分」
こちらが角付近に必要とされるシーリング。
(画面左側)
ほとんど分からないかもしれないが、一軒家ではこのシーリングがとてつもなく目立つ。
どうにかシーリングが表に出ない外壁を選びたい。
こちらはガルバリウム鋼板。
繋ぎ目部分がほとんど分からないだろう。
ただ左から見ると…
抱き合わせにしている接合部分が少し浮いて分かる。
しかし右から見ると…
ほとんど分からないだろう。
ちなみにお気に入りの組み合わせ色はこちら。
黒っぽく見えるが、ネイビーブルーという色で、こちらの方が分かりやすい。
左側の青い色だ。
こちらは塗り壁。
内壁、外壁の両方に使える漆喰(しっくい)。
湿度を調節し空気を綺麗にする性質を持ち、昔から蔵でよく使われる素材だ。
内壁で使えば室内が快適になり、外壁で使えばサイディングのような繋ぎ目(目地)が出ることがない。
画期的な素材だ。
内壁専用のウッドチップを練り込んだ塗り壁は、自分達でも塗り直しが容易で、愛着と温もりを感じる。
こちらがその塗り壁だ。
塗り壁はメンテナンス、初期投資に不安が残る。
これらを受け止めることができれば、最高の素材であることに間違いない。
最後に木の内壁。
興奮しないだろうか?
さりげないワンポイントで是非とも採用したい。
小さな棚として付けるのもあり。
木の温もり・香りが部屋中に~…
…もちろん予算との相談にはなるのだろうが。
他にもたくさんの展示
ここに紹介したのはほんの一部だ。
断熱だったり
キッチンだったり
ドアだったり
収納だったり
ウッドデッキだったり
パンの試食だったり
ん?
パンの試食?
これはキッチンの性能を実演してくれた際にくれたパンだ。
おわりに
1日では全てを見るだなんて到底不可能!
明日も明後日もやっているので是非とも行きたいが、仕事で行けない…
有給でも使ってやろうか…
家の設備を検討している人にとっては絶好の機会だ。
誰の紹介が必要と言うわけでもない。
もし暇だったら足を運んでみてはどうだろうか?
場所はお台場なので、帰り際にショッピングもできますよ♪