1位:リラックスできる
2位:家族とコミュニケーションを図れる
3位:ゆっくり眠れる
4位:1人になれる
5位:趣味を楽しめる
子供と同居する夫婦300人を対象にしたアンケート結果です。
最も回答が多かったのが『リラックスできる空間』でした。
ではどんな空間がリラックスしやすいのでしょう?
脳科学の観点から男性と女性のリラックスについて調べ、オススメの空間であり間取りを紹介していきます。
男性の脳
男性は右脳と左脳を同時に動かし、それぞれを連結させる能力が弱いことが分かっています。
一方、右脳なら右脳内の、左脳なら左脳内の接続が強いと言えます。
そのため、一つの事にのめり込みやすい傾向があります。
男性的な脳の人に合うリラックス空間は、外部からの情報を遮断し目の前の事に集中しやすい環境です。
屋根裏・書斎・ガレージなど、クローズ型の空間が向いているのです。
女性の脳
一方、女性は左右の脳を同時に動かし、連結が強い事が分かっています。
そのため、家事をしながらテレビを見たり家族の会話に入ったり、周囲の状況に気を配りながら複数の作業を得意とする傾向があります。
女性的な脳の人に合うリラックス空間は、個室よりもリビングなど家族と共有できるスペースです。
LDK内に家事スペース・スキップフロア・吹き抜けによる上下階の干渉など、オープン型な空間が向いています。
家族とのコミュニケーション
人間の言葉には大きく2種類あり、命令・欲求・依頼を伴うコミュニケーションの『マンド』と、モノや出来事に触れ、それらを報告する『タクト』が存在します。
このうち家族関係だけでなく、対人関係を良好にさせるのがタクト・コミュニケーションです。
1位の『リラックスできる空間』、2位の『家族とコミュニケーションを図れる空間』からも、家族の絆を重要視する空間が求めていることが分かります。
家族の絆を深めるにはリビングや寝室などで家族がゆったり、思い出話などタクト・コミュニケーションがとれる空間が大切です。
真剣な話をしたいときはダイニングで向かい合って、くつろいだ話をしたいときはソファで隣り合って座るなど、場所を使い分けるのが良いでしょう。
もちろん1人空間も必要
3位の『ゆっくり眠れる空間』、4位の『1人にならる空間』、5位の『趣味を楽しめる空間』と、個人の時間を重視する夫婦も多いです。
夫婦や親子でも全てオープンでは息苦しく感じますよね?
お互いのエリアを侵さない不干渉ゾーンとして、趣味の空間を確保するとより良好な関係が保ちやすいでしょう。
家族それぞれに趣味空間を設けることができれば理想です。
しかし、予算・家の大きさ・子供の成長など、むしろ交代で使ったり状況に応じて部屋の使い方を変えていく方が今の時代に合っています。
家族の距離を繋ぐ空間
続いては家族の距離を繋げるアイデア空間の紹介です。
ちょっとした間取りの一工夫で、心地よさがグッと良くなりますよ(^^)
ピットリビング
キッチンやダイニングの床よりも一段下げたピットリビングは、段差を利用してどこでも座れるのがポイントです。
段差を背もたれにしたり、床に寝そべったり、好きな場所を選んで思い思いの姿勢がとれます。
くぼみ状の空間は心理的な落ち着きとしてもオススメ。
多機能リビング
自然に家族が集まるリビングにするには、ちょっとした仕掛けを加えるのも一つの手です。
リビングが家族の通り道になるようリビング階段を設ける。
大型収納を造り付ける。
リビングと繋がるライブラリーやワークスペースを設ける。
適度な距離を保つことで互いの気配を感じられ、それぞれ好きなことをして過ごせます。
マルチルーム
夫婦で生活時間のズレなどから、睡眠にストレスを感じるケースがあります。
そこでオススメしたいのが、使い方を限定しないマルチルームです。
寝室に限定することなくリビングに家族共有のワークスペースを設けたりと、子供の成長、仕事の変化などに合わせ、使い方や使う人も変更させやすのも嬉しい点。
ホテルライクな寝室
子育て中は子供中心の生活。
合わせてオープンな間取りがトレンドな現代。
夫婦のコミュニケーションが取りにくい住宅が増えています。
そこで工夫したいのが、眠るだけでない寝室です。
ミニバー・ホームシアター・寝室脇のバルコニーで夜空を眺める。
休息+αの用途に機能を追加してみましょう。
一角にデスクを置いたり照明にこだわったりし、長居したくなるプライベート空間がオススメです。
資料請求で好みを知る
どんなに頭で理解できても、実際に間取りへ落とし込まないとイメージが付きませんよね。
『できれば営業マンや設計士に間取りを提案してもらいたい!』
予算と家の大きさも合わせて提案して頂ければ、自分にあった理想の家が見えてきますよね(^^)
そこで活用したいのがタウンライフ家づくりです。
全国600社以上もの住宅会社からお住まいの地域を施工エリアに持つ住宅会社のみ、希望に沿った間取り図+見積書を提案してくれます。
ハウスメーカーにのみ絞って請求したい方はこちらも活用してみて下さい。
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私も活用しましたが営業電話もなく、カタログ・建築実例・見積り・間取り図が送られてくるだけでした。
住宅展示場でゆっくりモデルハウス巡りが出来ない方、より自分たち家族に合った住宅会社をお探しの方にはおすすめです。
おわりに
男女別に『心地良い』と思う空間が異なります。
このことを理解した上で、住宅展示場なり工務店にて打ち合わせを続けても夫婦が望む家には出会えないでしょう。
どちらかが我慢するのでなく、お互いが心地良さを共有できる家を探してみませんか?
やはりそこには営業マンなり設計士の提案力が求められてきます。
ピットリビングやマルチルームを採用するだけでなく、全体のバランスにまで気を配れるパートナーに出会えることを願っています。