心も体も暖かい家づくり

2020年1月までにマイホーム引き渡し。間取り・価格・断熱に興味深々。暇があれば勉強にトコトコ。家、家、家…たまに野球。

エアコンの電気代、冷房と暖房どちらが高い?&地域別の冷暖房日数

エアコンの冷房と暖房、どちらの方が電力を消費し光熱費(電気代)が高くなるのか?
また冷房を必要とする期間、暖房を必要とする期間。
どちらの方が長いのだろうか?
また冷暖房期間は地域によってどれくらい異なるか?

今回はこれら疑問に挑戦していこうと思う。

エアコンの冷房と暖房、どちらの方が光熱費が高い?

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この問題を解決するにはまず、エアコンの仕組みについて理解しなくてはならない。
エアコンはヒートポンプ式と呼ばれる温度調節機能を使っている。
このヒートポンプ式というのがとても難しい仕組みなのだが、シンプルに言うと

『外気を暖めたり冷やしたりして室内に送る』

このような仕組みなため、エアコンの消費電力は外気に影響されると言っても過言ではない。

例えば夏は室内温度を25℃、冬は室内温度を20℃にするとしよう。
【夏】
外気30℃→室内25℃
5℃下げることになる
【冬】
外気5℃→室内20℃
15℃上げることになる

5℃の温度変化と15℃の温度変化。
もちろん5℃の温度変化の方が消費電力は少ない。
よって夏と冬を比べた場合、消費電力が低い夏の方が光熱費は安くなる。

ヒートポンプ式を採用するエアコンは、外気温に消費電力が影響を受けやすいということが分かっただろう。
よって外気温が0℃にもマイナスにもなる寒冷地はより多くの光熱費がかかるのだ。


地域別の冷暖房期間

私たちは日平均気温が24℃以上になると冷房がほしくなり、10℃以下になると暖房がほしくなる。
この日平均気温24℃以上の期間を『冷房期間』、10℃以下の期間を『暖房期間』とする。
また30年間の平均をとり、冷房は日平均気温が24℃以上になった日を初日、24℃を下回った日を終日とする。
暖房は同じく10℃以下になった日を初日、10℃を上回った日を終日とする。
また冷房期間と暖房期間を合算した日数を『冷暖房日数』とする。

東北地方(仙台)
【冷房期間:26日間】
初日:7/27  終日:8/21
【暖房期間:158日間】
初日:11/10 終日4/16
(冷暖房日数:184日)

関東地方(東京)
【冷房期間:65日間】
初日:7/6  終日:9/11
【暖房期間:117日間】
初日:11/30 終日:3/26
(冷暖房日数:182日)

中部地方(名古屋)
【冷房期間:70日間】
初日:7/4  終日:9/11
【暖房期間:127日間】
初日:11/23 終日:3/29
(冷暖房日数:197日)

近畿地方(神戸)
【冷房期間:72日間】
初日:7/4   終日:9/13
【暖房期間:122日間】
初日:11/27 終日:3/28
(冷暖房日数:192日)

中国地方(下関)
【冷房期間:69日間】
初日:7/6  終日:9/12
【暖房期間:113日間】
初日:12/3 終日:3/25
(冷暖房日数:181日)

四国地方(高知)
【冷房期間:80日間】
初日:6/29  終日:9/16
【暖房期間:107日間】
初日:11/29 終日:3/15
(冷暖房日数:187日)

九州地方(宮崎)
【冷房期間:85日間】
初日:6/25 終日:9/17
【暖房期間:93日間】
初日:12/5 終日:3/7
(冷暖房日数:178日)

冷暖房期間まとめ

あくまでこれはデータであり実際のエアコン稼働日は異なるだろうが、ある一定の基準で線引きをすると面白いことが分かった。

冷房期間では東北の26日間と九州の85日間。
その差は59日と約2ヶ月の差。

暖房期間では東北の158日間と九州の93日間。
その差は65日と、こちらも約2ヶ月の差。

暑い地域・寒い地域によりエアコンの仕様期間は2ヶ月も差が出る。

しかしどうだろう。
どの地域も冷房期間より暖房期間の方が長いことに気がつく。
またエアコンの性質でる『光熱費は外気温に影響を受けるため、冬の方が光熱費は高い』ことからも

夏を主とした家づくりよりも冬を主とした家づくりの方が必要

このように言えるのでははないだろうか。

冷暖房日数ではあまり差が出なくても、光熱費で見ると北に行けば行くほど高くなる。 

おわりに

私は冬に強い家(温かい家)を建てたいと考えている。
建築予定地が栃木県北部であり、東北に極めて近いということもあるだろう。
だがしかし、例え東京・大阪・九州に家を建てるとしても同じく冬に強い家を建てる。
それはデータが物語っているし、冬に強い家は少し工夫をすることで夏にも強い家にするこができる。

冬に強い家には
・断熱材
・窓
・換気システム

特にこの3つが重要である。

夏に強い家には
・軒や庇(ひさし)
・通風を考えた間取り

この2点が重要である。
詳しくはこちらに詳しく記してある。

これらを対策することにより外気温に影響を受けにくい家ができ、上記で示した冷暖房日数を減らすことができる。

また断熱性能を上げ、快適な家を造られているid:mashley_sltさんのこちらの記事も合わせて読むと勉強になる。
断熱性能を上げることにより光熱費を安くするだけでなく、家を長持ちさせるという点も詳しく書かれている。

エアコンと光熱費から見ていくと、南に行くほど安くなる。
しかし冷暖房日数はあまり変わらないことから、住んでいての快適性は差ほど変わらないのではないだろうか?

夏が長く冬が短い地域。
冬が長く夏が短い地域。

あなたはどちら派ですか?

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