心も体も暖かい家づくり

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【31坪間取り図】最高な水回り!取捨選択で快適な間取り

建築デザイナーと作成した30坪の家。
以前の間取りでは水回りの使い勝手が悪いこと、2階廊下が無駄に長いこと、北側玄関など更なる改善が必要だった。

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今回は旧プランにメスを入れ、より良い間取りになるよう改善していく。
特に1階水回りの改善には手応えを感じている。




プラン比較

旧プラン

【1階】
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【2階】
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【延床面積】
1階:17坪
2階:13.5坪
合計:30.5坪

旧プランの詳細はこちら↓
『これで30坪しかないの!?』4人家族にちょうど良い大きさの間取り

新プラン

【1階】
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【2階】
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【延床面積】
1階:19.2坪
2階:11.6坪
合計:30.8坪

外観比較

青ガルバに白の水切り・軒天・窓サッシでアクセント。

旧プラン

【正面】
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【斜めから】
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新プラン

【正面】
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【斜めから】
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改善点

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大きく分けて3つ。

  • 脱衣所からでないとトイレ行けない問題改善
  • 2階廊下縮小
  • 北玄関→南玄関

この他にも副産物として和室が広くとれたり、2階の坪数を抑えれた事が挙げられる。
ただメインは上記3点。

それでは改善内容について詳しく見ていこう。


脱衣所からでないとトイレ行けない問題改善

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まずはじめに一番の目玉、洗面脱衣所からでないとトイレに行けない問題。

旧プランでは洗面脱衣所からでないとトイレに行けない。
妻や娘がお風呂に入るため洗面脱衣所に鍵をかけると他の人が1階のトイレに行けなかった。
そんなときは2階のトイレを使用することになる。
トイレに行くだけで不便を感じるのはいかがなものか。

また我が家は雨の日に室内干しをするエリアを洗面脱衣所にすると決めていた。
除湿器を置いて乾燥。

室内干しの最中にトイレに行きたくなったらどうだろう?
洗濯物をかき分けてトイレ…
なんとも不便だ。

また来客時に室内干しをしていたら?
お客さんに干してある洗濯物を見られるだけでなく、洗濯物をかき分けてトイレに行ってもらう…
そんなことは避けたい…

洗面脱衣所をパーテーションで区切る案もあったが、不便だと感じ却下。
脱衣所と室内干しが両立できるエリアを模索。
更にはトイレの入り口も分けたい。

新プランはそれらを詰め込むことのできた満足エリア。
このプランを思い付いた時、少し興奮した(笑)

2階廊下縮小

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旧プランでは北側に長い廊下をクネクネ曲がり寝室へ。
不便で無駄が多い。
今回のプランでは廊下の広さを半分にまで狭めることに成功。

またバルコニーとの配置関係が良く、エアコンの室外機置き場・採光・風通しも抜群。

1階との間崩れが無く強度も安心。
廊下が半分の広さになったが、幅をとることができ広く感じる点も嬉しい。

2階の間取りは参考にした家がある。
北欧ミッドセンチュリーの家で、数多くの雑誌に紹介されているMS家。
緻密に計算されつくられた間取りに非の打ち所は皆無。
MS家の2階部分を参考にし、今回の間取り図を書いた。

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(引用:北欧ミッドセンチュリーの家)

MS家の住人mashleyさんはブログにてマイホームを紹介している。
細部にこそこだわる姿勢が『ホントの家づくり』を感じさせられる。
https://www.mashley1203.com/archive/category/家づくり

北玄関→南玄関

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旧プランでは南面にリビング+ダイニング+和室の日当たりを重視するため、玄関を北側に追いやった。

その影響で家への入りやすさ・外観だけでなく、玄関の日当たりが悪いため寒くカビの心配も出てくる。
欲を言えば南面に持ってきたかった。

今回の間取り図では南面に玄関を持ってきて、ダイニング位置をやや北寄りに変更。
この変更で『家の顔』と呼ばれる玄関が、我が家での地位を高めた。

デメリット

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今まではメリットばかりを並べてきたが、デメリットが無い訳ではない。
次に間取り変更に伴うデメリットを見ていこう。

LDKが狭くなった

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LDKの広さが17.5畳→15畳と2.5畳の削減。
リビング・ダイニング・キッチンの各々に十分な広さを確保できたものの狭くなった。

キッチン脇にダイニングテーブルを並べた事により、キッチン・リビングを広々確保できたため、各エリアが狭く感じることはないだろう。
また6畳の和室を隣接させたため、部屋の広がりは申し分ない。

しかし『15畳のLDK』と聞くと『狭めだね…』と思うだろう。

我が家は『LDKは○畳欲しい』という考えを捨て
『各エリアが十分な広さを確保することが重要』
この考えにシフトした。

この考えにしただけで、15畳でも窮屈に感じないLDKへ進化。

梁・柱の計画はしっかりと

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こちらの間取りではLDKの畳数は少ないものの、在来工法での構造的広さはギリギリ。
業者との打ち合わせにて、梁・柱を適切にとっていけば構造上問題なく十分に現実可能とのこと。

基礎・屋根の面積増加

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【旧プラン】
1F:17.0坪
2F:13.5坪
計:30.5坪

【新プラン】
1F:19.2坪
2F:11.6坪
計:30.8坪

新旧プランを比較すると0.3坪しか増加していない。
0.3坪の増加ではほとんど金額が変わらないと思うだろうが、そんなことはない。

『基礎・屋根面積が増えたから新プランの方が間違いなく高くなるよ』
業者からの言葉だ。

コスパで考えると1階と2階の広さが同じ、総2階が理想。
しかし我が家は1階の広さが2階のほぼ倍。
コスパ的に悪い。

しかし我が家は今までの生活を振り返ったり、今後の生活を長いスパンで想像していくとこの形が理想的だと判断。
総2階の34坪よりも1階広く2階狭い31坪の方が我が家には合っている。

おわりに

広さにばかりこだわらず、本当に必要な広さを見つけ出すことこそが、その家庭に合った家となる。

『LDKは20畳欲しい』といった考えではなく、どのように食事をしたりくつろいだりするのかを何パターンも考えイメージ。
すると各家庭に必要なエリア・不要なエリアがだんだんと分かってくる。
自分で間取り図を書いてみるのが、一番イメージがわきやすく良いだろう。

我が家ではこのプランを軸に、今後詰めていこうと考えている。

まだ問題が全て解決した訳ではない。

  • テラス位置
  • 和室の襖(ふすま)をつけるか
  • 冷暖房方法

今後はこれらにもメスを入れ、より良い間取りにしていこう。

現在はこの間取り図の微調整・更なる改善を建築デザイナーに頼んでいる。
完成したらまたブログにて紹介していく。

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