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【一条工務店】同じ暖房器具で室温上昇比較~一般住宅と室温差18.1℃~

一条工務店の性能は凄まじい。

同じ暖房器具を1個使用し家全体を暖める検証。
一般的な家と一条工務店の家では室温差が18.1℃もひらく。

今回は一条工務店が発表したデータを参考に、+αの情報を加え紹介していく。




Q値

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今記事の中で何度も出てくるワード、Q値。
Q値とは家の断熱性能を数値化したもので、その数値が小さいほど断熱性能が高い。

2020年より実施予定の次世代省エネルギー基準では、Q値2.7以下と定められている。
施工後は東京(地域Ⅳ)の場合Q値2.7以上の家を建てることはできなくなる。

各ハウスメーカーのQ値

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戸建て販売棟数1位の積水ハウス(鉄骨)でQ値2.4。
有名どころではダイワハウスが2.23、セキスイハイム(鉄骨)が2.1、住友林業が1.92、ミサワホームが1.37といった具合。

ヘーベルハウス・パナソニックホームズ(旧:パナホーム)・タマホームといった超がつくほどの有名ハウスメーカー3社は、次世代省エネルギー基準ギリギリの2.7といった結果。


↓合わせてチェック↓
ハウスメーカー20社Q値ランキング

一条工務店Q値

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気になる一条工務店のQ値。
在来工法のセゾンが0.98に対し、2×6のi-smart・i-cubeが0.51という驚きの数値。
それでは本題の室温差18.1℃に迫っていこう。

条件

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ガスファンヒーター(10畳用)1台のみで、35坪総2階の家全体を暖めると室温はどうなるか?

10畳用ガスファンヒーターの暖房能力は4.07kw。
現行の10畳用エアコンの暖房能力が3.6kw、12畳用エアコンで4.5kwが主流。
イメージとしては10~12畳用のエアコンで家全体を暖めるようなもの。

検証エリアは地域区分Ⅳの東京。
外気温は-3℃の想定。

10畳用のガスファンヒーターで35坪の家(畳数計算:70畳)を暖めるとは、なかなか無理のある検証に感じる。

検証結果

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・Q値:2.70(次世代省エネルギー基準)
 室温:6.9℃

・Q値:2.14(ハウスメーカー平均)
 室温:9.7℃

・Q値:1.35(ドイツ省エネ基準)
 室温:16.8℃

・Q値:0.98(一条工務店:セゾン)
 室温:20.0℃

・Q値:0.51(一条工務店:i-smart・i-cube)
 室温:25.0℃

結果を見ると驚き。
次世代省エネルギー基準の家とi-smart・i-cubeを比べると室温差は18.1℃。
熱源が小さくとも一条工務店の家は暖房が効きやすいと読み取れる。

電気代比較

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少ないエネルギーで部屋が暖まるということは、同じ室温にするにもエネルギーは少なくすむ。
そして面白いデータがもうひとつ。

積水ハウスと一条工務店の家を比べると電気代だけで年間で10万円以上の差が生まれ、タマホームと一条工務店の家では電気代の差が20万円以上。


↓合わせてチェック↓
一条工務店と積水ハウスの年間電気代の差は10.5万円

一条工務店とタマホームの年間電気代の差は21.3万円


断熱性能を上げるとここまで電気代が変わることを知ってしまうと、平均的な断熱性能の家が物足りなくなってしまう。

これらのデータはQ値にのみフォーカスしているため、日当たり・家の隙間面積(C値)・天候によって増減する。


おわりに

立地・間取りを同一条件にし断熱性能を変え、実際の家で検証することはまず不可能。
このデータは専用ソフトにて算出されたものと推測される。

よって吹き抜け・カーテン・ハニカムシェード・シャッター・庇・C値の変動により、今回紹介した数値は変わってくる。

しかしQ値にフォーカスし、Q値以外は同一条件でデータを出すとは実に面白い。
このような比較検証、私は大好物だ(^^)

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