心も体も暖かい家づくり

家の快適さは大きさじゃない。家・家・家…そして家。頭の中は家一色。

131人の建築士・専門家が選ぶ『必要な設備・不要な部屋』ベスト10

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2019年4月、運営する家づくりマッチングサービス「SUVACO」に登録している建築家など専門家131人を対象に行ったアンケート結果を発表。
「やがて必要がなくなるのに、つけたがる・作りたがる施主が多い設備や部屋、性能」でもっとも回答数が多かったのは「子供部屋」であることがわかった。



不要な設備・部屋

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https://www.s-housing.jp/archives/164432

マイホーム計画をしている方には少し耳のいたい話だろう。
夢を崩す可能性す、ある。

しかしながら、メリットとデメリットを予め知ることは大切なこと。
『不要な設備』においてはデメリットが強調されているが、そこを受け止め採用できるだけの懐を持ちたい。

1位:子供部屋

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可変的に使える部屋・スペースを一時的に子供部屋とするなど、子供はいずれ独立して出ていくことを理解した家づくりが必要だ。

子供が就職し家を出ていくのであれば、子供部屋は短くて中学1年~高校3年までの6年、長くて小学1年~大学4年までの16年。
6年~16年では開きはあるものの、長いマイホーム人生においてこの年数は決して長いものではない。

2位:客間

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日本の良き文化、お客さんを和室でおもてなし。
だがしかし、時代の変化と共にその有り方が変わりつつある。

そもそもかしこまったお客さんが来る機会が無くなった現代。
『とりあえず』といった気持ちや、世間体を気にして客間を設ける家庭は少なくない。

3位:床暖房

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快適性では他の暖房器具の追従を許さない。
しかし設置費用・電気代・メンテナンス費用・耐用年数など、ランニングコストで見ると欠点が多いのも事実。

現代の流れとしては床下エアコンやパッシブデザインなど、トータルコストを抑えたり機械に頼らない家づくりに注目が集まっている。

4位:必要以上の個室

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限られた予算の中で広く暮らするには部屋を細かく区切り個室とせず、大きな空間を残すことが大切。
大きな空間は可変性が高く、家族の増減や子供の成長に合わせて柔軟に対応できる。

また個室をつくるということは『一人になりやすい』ということ。
同じ家に居ても別々の空間で過ごす事が増える家庭になってしまう。

5位:書斎

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仕事や趣味など明確な目的のある書斎は長く使われる一方、目的のない書斎は死に部屋(使用されない部屋)となりやすい。
『男のロマン』とも感じる書斎だが、本当に必要なのか考えることも大切。

6位:ロフト

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天井高を1.4m以下に抑えやすく、その場合は建築面積に含まれないロフト。
小さな家に大きな生活の可能性を与えるだけでなく、都心部の狭小地でも活躍が見込まれる。
子供の遊び場、ドラえもん的な籠れる寝床、収納の有効活用など可能性は多岐に渡る。

はしごと相性の良い場所なだけあり、老後の使用空間として欠点が残る。
また使用頻度が低く死に部屋となる可能性が非常に高いのも事実。

7位:太陽光パネル

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設置費用+メンテナンス費用+交換費用が発電収益より高額になるケースが多いだけあり、採用には冷静な判断が必要。
電力売電価格も下降が続くなか、年をまたぐ毎に採用しにくい現状。
搭載した場合、発電量と使用料の割合が気にかけ節電効果が見込まれる。

現代の流れとしては、パッシブデザインにより電気に頼らない生活へ注目が集まる。
『機械』を信じるか『自然の恵み』を信じるか価値観に左右されやすい所だが、多くの建築士など専門家は『不要な設備』と判断したことは事実。

8位:屋上

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都心部での屋上は建築制限から開放されやすい空間。
ガーデニング・洗濯物干し・BBQなど、自然を感じやすい空間でもある。

しかしながら、屋上空間を充実させても手が回らないケースが多発。
また老後には階段の乗り降りが億劫になることから、使用しにくい空間となる可能性を秘めている。

ライフ設計を長いスパンで見たとき、限られた資金を屋上空間に投資するのか、はたまた生活エリアの居心地向上に投資するのか悩ましいところ。

9位:ハンモック

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木漏れ日のなかで揺れるハンモック。
子供だけでなく大人にも曖昧な心地よさから人気の空間。
だがしかし、こちらも長いライフ設計で見ると使用期間は極めて短い。
子供たちが小学生までと考えてまず間違いない。

また忘れていけないのが設置費用。
ハンモック取り付けキットは数千円~数万円程で販売されているが、こちらは『構造体に問題がない場合』である。
家に負担なく心地よいハンモックを設置するには補強が必要。
さもすると数十万円の費用が発生する。
この線引きは地に足つけ、冷静に判断するべきだ。

10位:タオルウォーマー

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脱衣所の温かさ、タオル乾燥とメリットは絶大。
しかしながら、電気代・設置費用・交換費用・耐用年数といったランニングコストも忘れてはいけない。

窓を閉じていてもタオルはその薄さから乾きやすいもの。
滞在時間の短い脱衣場にここまでの快適性を求めるかは悩ましいところだ。

必要な部屋・設備

これからはメリットの多い部屋・設備を紹介。
全体的に言えることは『長いスパンでの快適性』を直視できるか否か。
現時点での『欲しいもの』よりも、長い間『必要なもの』にフォーカスしマイホーム計画を進めてほしい。

1位:断熱

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『床暖房かエアコンか?』そのような悩みをもつ以前に『断熱材か機器設備か?』こちらの悩みをする方が先だろう。
機械による制御された快適性をとるのか、機械に頼らずとも快適な空間をとるのか。
こちらに視点を向ける必要がある。

10年を過ぎてガタの来る機械よりも、住み手が老いるまで付き合う断熱にこそ真の価値がある。
ここの判断基準を間違えてはいけない。

2位:パントリー

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忙しくないママはいない。
ママに少しの余裕を与えるためにも、買いだめができるパントリーは必需品。

またキッチンはママの戦場と言っても過言ではない。
キッチン近くに食料品置き場以外でも収納があれば、ママのストレスは軽減される。

大きなパントリーとは言わない。
ほんの少しでも、何か仕舞える場所がキッチン付近にあれば、それだけで円満家庭になるだろう。

3位:耐震

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目に見えにくく、実感しにくい耐震部分。
大きな地震でもない限り、その有り難みに気づかされないのかもしれない。

しかし命の尊さを考えれば『万が一』はあってはならない事態。
結果として求めすぎなくて良かったとしても、そこにはかけがえの無いものが残る。

家を提供する建築士たからこそ最も願う『住み手の幸せ』が、このトップ3に表れたのかもしれない。

4位:床暖房

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『不要な設備』と逆行するかもしれないが、『必要な設備』として床暖房がランクイン。
他の暖房設備では替えの効かない快適さがあるのだろう。

床暖房を採用するにあたり、悩ましいところかもしれない。
自らが住む地域の特性を十分に考慮し、ランニングコストと相談しながら判断したい。

私の肌感覚で言えば、北陸+東北以北は優先的に検討するべきだと感じている。

5位:SIC(シューズインクローゼット)

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靴と限定せずとも、玄関脇に土間収納が有ると無しでは玄関回り・室内だけでなく家の周囲も散乱せずに済む。

家の中や物置に仕舞えないから外に置く。
家全体の衛生面・整理のしやすさ・見映えを整えるためにもSICは有効な空間だ。

6位:洗濯室

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脱衣所に洗濯機を置く家庭は極めて多い。
同時に洗面台も合わせて設置。
来客時には洗面台を使う際、同じ空間にある洗濯機や洗濯かごが目に入る。

年頃の子供や妻の洗濯物が他人に去らされる可能性もあることから、洗濯室を個別に設けるプランは主婦に大人気。
急な来客にも対応でき、生活感を隠しやすい空間だ。

2~3畳程の洗濯室があれば、『洗濯→干す→取り込む→アイロン→たたむ』といった洗濯動線を全て洗濯室で完結できるのも魅力だ。

7位:室内物干し

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共働き世帯が増え、常に外に干せる家庭が減ってきた。
梅雨時、花粉シーズンは外に干しにくい。
また夜洗濯をし、朝に外へ出すといった過程もあることから『一時避難所』としても室内干しエリアは画期的。

日当たり、風通し、温風乾燥機、除湿器のコンセントなど、家づくり計画の段階から考えておきたい。
さらに来客の可能性や居心地を考え、リビングから見えない位置に室内物干しを設置したい。

8位:スタディスペース・書斎

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子供部屋は不要な部屋で1位となったが、スタディスペースはもちろん必須。
子供部屋として作り込むのでなく、寝る場所・勉強する場所・収納する場所と分散することで、子供は部屋に籠りにくくなる。

また不要な部屋で5位となった書斎が、必要な部屋として8位にランクイン。
建築士の価値観により左右されやすい空間と言える。

育児時期はなかなか活用しにくい書斎だが、子供が巣立ち何かに没頭するのに書斎は万能。
家に居たくなる、家を好きになる。
その為にも書斎は必要と考える建築士は多い。

9位:家事室

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子供部屋・書斎・スタディスペース…
よくパパや子供には個室を与えられる風潮が残る日本。
しかし家に一番いる時間の長いママには個室がなかなか与えられなかった。

こっそり隠れられる場所。
来客時だけではない。
料理に掃除に洗濯、家事を行う慌ただしいなか、家族の目を盗みこっそり一息つく小さな個室。
気分的な拠り所。

誰にも介入されずに一瞬でも一人になれる自分だけの場所が忙しいママにもほしいところ。

10位:家族の共有スペース

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個人の専用スペースとせず、読書・勉強・収納・家事など誰もが使用できる共有スペースは家を広く使うのに有効。
子供の成長や増減に対し、可変的な空間は増築や構造体を大きく変えるリフォームになる可能性が低く、費用も大きく抑えられる。

家を広く使い、家族の気配を感じられ、なおかつトータルコストを抑えられる共有スペースは、様々な家庭に対応する万能空間と言えよう。

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ユニバーサルホームから頂いたオリジナル間取り
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地元工務店から頂いたオリジナル間取り1階
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地元工務店から頂いたオリジナル間取り2階
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住宅展示場でゆっくりモデルハウス巡りが出来ない方、より自分たち家族に合った家をお探しの方にはおすすめです。

おわりに

注文住宅に限らず、モデルハウスや建売でよく採用する・よく見る『子供部屋』『客間』『床暖房』は、家をよく知る建築士目線で言えば『不要な設備・部屋』である。
しかもこの3つが不要な設備・部屋のトップ3というのだから驚き。

先を見据えて家づくりをし、将来性をもたせた間取りや設備を採用していきたい。
間取りや設備を決める際には目先だけでなく、地に足つけ、じっくりと判断することが大切だ。



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