引越業者を複数社見積りしました。
すると金額差に驚愕。
引越を検討されている方の参考になればと、我が家の見積り書を公開です。
引越業者を選ぶにあたり、どの家でもある問題が我が家にも発生。
それが家づくりを奮発しすぎた問題、今後買いたい家具家電が山ほどある問題。
『引っ越し費用はどうにか抑えたい!』
引越時期は超繁忙期の春休みシーズン、2019年3月19日です。
最安値業者と最高値業者の価格差は3倍以上。
今記事では私の頂いた引っ越し業者4社の見積りを画像付きで紹介と、引っ越し費用が安くなった方法、保証の無責任さについても紹介しています。
- 条件
- サカイ引越センター
- ライフポーター
- アート引越センター
- トレジャー・ファクトリー(東都クリエート)
- トレファクの欠点・サカイの強み
- 見積り比較から見えてきたもの
- 引越一括見積サイト
- エアコン無料回収
- おわりに
条件
引っ越し時期は最悪。
また距離も埼玉県→栃木県と片道130キロ。
高速を使っても2時間30分はかかります。
娘の卒園式後に引っ越しをしたかったこと、業者毎に日付をずらしては比較ができないことから、全ての業者から3/19にて見積りを頂きました。
業者を確定させてから日取りは変更する可能性があります。
まずは現在の住まいをエリアに持つ引っ越し業者が全く分からなかったので、一括見積り依頼サイト(引っ越し侍)を活用しました。
登録後メールが来たのは5社。
どこにも私から返信はしていません。
そのうち3社からは電話が来たため、まずはその3社に見積りを頂きました。
どの業者も「家に行って量を確認させてください」とのことでしたので来ていただきました。
以降、時系列順に紹介です。
サカイ引越センター
見積り額:232,100円
(+リサイクル料10,120円)
所要時間:1時間
営業マン:知識派
一括見積り依頼サイト登録後5分で電話が来たのがサカイ。
「今からお見積りにお伺いしてもよろしいでしょうか?」
やる気まんまんですね(笑)
でもこの日は私が予定があったため翌日にお願いしました。
予定日時にきちんと来られ、1時間ほど引っ越す物の確認とサカイの紹介を受けました。
この時初めて引っ越しの相場を知ったので、23万円という金額が安いのか高いのかも分かりません。
更にはエアコンと洗濯機の引き取り料(リサイクル料)が1万円。
合計24万円、正直高いと感じました。
今となって振り替えると、サカイの営業さんが一番知識があり、親身にアドバイスしてくれたな。
ライフポーター
見積り額:228,820円
所要時間:15分
営業マン:ニコニコおじさん
続いて見積りに来ていただいたのはライフポーター。
こちらは隣町の引っ越し業者。
なので私は業者の名前を知りませんでした。
一括見積サイトに登録し15分後に電話が来ます。
サカイ同様、登録からファーストコンタクトが早く驚きです。
サカイ引越センターの1時間後に予約しました。
サカイの見積り終了間近、ライフポーターが予定時間より早くの到着。
我が家にはまだサカイの営業さんが。
バッティングです(笑)
ライフポーターの営業さんは妻に対応を。
内容はそっくりサカイと揃えて比較です。
こちらは大手で無いためコールセンターを始め、様々なサービスが薄い分少し割安の23万円。
リサイクル料込みです。
『1万円の差なら大手のサカイにお願いしたいな』
だってライフポーターの方は見積りをするや否やそそくさ帰って、引越の詳細や説明をなにもしてくれなかったんですもん。
それもそうか、目の前にサカイの営業が居るんだからやりにくいよな(笑)
タイミングが悪かったのもありますが、ライフポーターは候補から外します。
アート引越センター
見積り額:370,000円
所要時間:45分
営業マン:テンパり新人
この日最後は引越業界ナンバー2の従業員を抱えるアートです。
ちなみに1位はサカイだそうで、その数はアートの倍近く。
アートの営業は女の子。
前もって電話はありましたが15分の遅刻。
前の見積りが長引いたそうです。
でも15分の遅れぐらい可愛いもの。
先に見積もっていただいた2社同様に我が家の引っ越す物を説明です。
すると出てきた見積りは…。
41万円!!
すぐさまお断りを入れました。
「サカイで24万円でできるので、今回はごめんなさい」
すると新人営業さんが食いつきます。
「サカイは当日2人対応、うちは3人で対応してこの値段です。」
いやいや、1人プラスで17万円の差って…。
もちろんこれでは我が家の心は動きません。
「価格は上司に掛け合ってみます!」
いやいや、例え急に20万円とか安くなっても、それはそれで怖いですよ…。
暴走新人さんは我が家が止めにかかっても上司に電話すると譲りません。
・・・プルルルル・・・
(電話中)
「とーいちさん!安くなりました!37万円です!」
安くなってどや顔で言い放つ新人さん。
ギャグかと思いました。
サカイの24万円を伝えてあるのにそれより1.5倍高い37万円。
人が一人増えて+13万円払えるほど我が家はおおらかではありません。
まだまだ自社のアピールポイントを言いたそうでしたが、今回はお引き取り願いました。
初日3社を比較して
3社比較にて我が家の心は断然サカイにありました。
ただ…。
あと1社だけ気になるところがあったため、サカイで即決はしません。
それが後日見積りに来てくれるトレジャーファクトリー。(通称:トレファク)
トレファクは引っ越し業者ではなく、中古品売買業者です。
実店舗もほぼ全国にあるため、名前を聞いたことのある人も多いかもしれません。
妻のママ友がトレファクで引っ越しをし、更には不用品を買い取ってもらい、他社より断然安く引っ越しが出来たと言っていたため気になっていたのです。
北海道、宮城県、山形県、福島県、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、広島県、岡山県、山口県、福岡県など、お見積もりに伺わせていただきます。(一部地域を除く)
引用:トレファク引越
我が家の場合、引っ越し先が栃木県と対応エリアから外れています。
しかし引っ越し元が埼玉県とエリア内だったため、引っ越しが可能でした。
我が家が引っ越しするのにネックなのが車に入らない下記6点。
タンス×4
冷蔵庫×1
洗濯機×1
処分するか新居に持っていくか…。
処分費用がかさむのであれば、引っ越し業者にお願いし新居に持っていこうとも考えています。
またエアコンの取り外しも素人では出来ないので、業者にお願いしお金を払って取り外し+引き取りをお願いする必要があったため、引っ越し業者を利用することが絶対条件。
と、思っていたのですが!
トレファク引越の見積りと、エアコン無料取り外し+回収業者の発見で我が家の引っ越し業者選定が大きく変わります!!
トレジャー・ファクトリー(東都クリエート)
見積り額:119,800円
所要時間:30分
営業マン:フレンドリーお兄さん
トレファク引越はトレジャーファクトリーの下請け業者が引越を行います。
何社か下請け業者があるようでしたが、我が家に来たのは東都クリエート。
他の3社同様引っ越す物と処分する物を伝えます。
処分品は値段が付けば買い取ってもらえるので、上記で紹介した6点+処分を決めている食器棚の査定をしてもらいました。
〇買取可能〇
・冷蔵庫→3,000円
・たんす→500円×2
・食器棚→500円
×買取不可×
・たんす×1
・洗濯機
4点で合計4,500円の買取です。
ちなみに冷蔵庫も洗濯機も8年前に製造したもの。
洗濯機は流石にダメでしたが、冷蔵庫は東芝のベジータのファミリータイプと、人気機種のようで値段を付けていただけました。
余談ですが、トレファク引越で味をしめた我が家は別の出張買取業者に家に来てもらい査定してもらいました。
結果は全滅。
全て0円でした。
その業者が一言。
「トレファクとセカスト(セカンドストリート)には適いません」
話を戻してトレファク引越についてです。
買取なしで全てを新居に持っていくと124,300円。
4点(冷蔵庫・たんす×2・食器棚)の買取ありだと4,500円相殺し119,800円。
新居では部屋の雰囲気に合わせて上記4点を一新したいと考えていました。
その際、これらの処分方法や費用に悩まなくていいのも嬉しいです。
そしてなにより価格がサカイの半分、アートの3分の1!
サカイは作業員2人なのに対しトレファクは3人。
私の心はトレファク引越に決まりました。
しかし、妻の心はまだ半分サカイにあります。
トレファクの欠点・サカイの強み
サカイの半値を提案するトレファク引越。
しかし作業員の質であり腕を考えるとサカイの方が安心です。
・必ず正社員1人は確保
・研修センターで講習会をしている
・長年の実績とノウハウ
・全員派遣社員の可能性もある
・不用品回収のトラックを使用
→衛生的に問題
・過酷な労働条件
このように比較をしてしまうとサカイの方が安心できますよね。
もちろんトレファクの欠点は全てが問題かというとそうではありません。
・全員派遣社員の可能性もある
→正社員が来るケースがほとんど
・不用品回収のトラックを使用
→荷物は梱包されているので問題なし
ただここは見解が分かれるところ。
丁寧な仕事をする派遣社員がいれば、雑な正社員もいます。
不用品回収と言っても家具家電の回収。
家庭ゴミを回収している訳ではありません。
ただ引っかかるのが労働環境。
我が家の引越は高速道路を使って移動し、いくら道路が空いていても片道2時間30分はかかります。
移動で往復5時間、荷物の積み込み+荷下ろし+設置…。
一般企業の概念で考えれば残業ありきの受注ですよね。
サカイは距離が遠い場合は前日に荷物を引き取り、翌日に移動+荷下ろし+設置。
作業員がベストコンディションで仕事ができるようにです。
もちろん距離が遠くなければその日のうちに完結できるので問題ありません。
ただ我が家の引越は距離が離れているため、作業員さんも『早く仕事を終わらせたい』という気持ちから作業が雑になるのではないかと懸念しています。
ただ、価格重視・不用品を売りたい、そんな方にはトレファク引越はベストな選択でしょう。
見積り比較から見えてきたもの
私は4社の見積りから、自分の引越のケースでの相場を知ることができました。
もちろん私と同じケースはほとんどありません。
引っ越し業者は口を揃えて言います。
「引っ越し業者は回転が命」
近場で1日に何件も引越をこなすことが売り上げを上げる最善策なのです。
よって私のようなケースでは昼過ぎに近場で引越を終えた作業員が回収に来て、翌日栃木から埼玉に引越に来たトラックの戻り便に我が家の荷物を載せ、新居では別の作業員がスタンバイするケースがあります。
ただしこれはその時の作業員の采配と引越案件が大きく関係してきます。
我が家はサカイに「戻り便が見つかればもっと安くできます」と言われ、探すようお願いしました。
すると数日後電話があり「戻り便が見つかったため5万円安くできます」と提案されました。
(サカイ:24万円→19万円)
このように、うまい具合に引越が回るケースでは価格を抑えることもできますし、アートのように他社から更に安い見積もりを貰っている旨を伝えればその場で値引きをしてくれるケースもあることが分かりました。
引越一括見積サイト
引っ越し業者は多く存在し、自分で複数社に連絡をするのは大変です。
また、引っ越し業者ごとに対応可能エリアが異なるため、いちいち調べるのも大変です。
そんなとき、引越一括見積りサイトは万能です。
そのサイトに依頼するだけで、自分が住む地域を対応可能エリアに持つ引っ越し業者を教えてくれるのですから。
現在引越一括見積をできるサービスは、ライフルホームズなど賃貸や建売販売で有名なLIFULLか、私が利用した引っ越し侍の2つです。
正直どちらを利用しても安心ですが、LIFULLの登録引っ越し業者が130社、引っ越し侍の登録引っ越し業者が160社だったため、多い引っ越し侍を私は利用しました。
エアコン無料回収
冒頭でも説明した通り、エアコンはガス抜き等がある関係で業者に取り外し+回収をお願いしなくてはなりません。
合わせると引っ越し業者で1.5万円、トレファクで8千円程です。
また、トレファクは引っ越しをしないとこの価格で取り外し+回収をしてくれないのもネックなところ。
そこでサカイから教えてもらった裏技、エアコン無料回収王。
こちらは無料で全行程を行ってくれるため、活用しない手はありません。
「リサイクル料金なし!」
「壊れていても大丈夫!」
【約束します】
当社では、出張費や運搬費などの名目でお客様に料金を請求することは一切ありません。
お問合せから、回収・処分に至るまでお客様のお財布からは1円の出費もございません。
ご安心して、お問合せ下さい。
引用:エアコン無料回収王
おわりに
今回の経験から引っ越し業者にも様々な種類があり、どの業者にもメリット・デメリットがあることが分かりました。
トレファク以外の3社は不用品回収は一切行っていないこと、業者ごとにエアコンの取り外し・回収費用が異なることなどが一例です。
(ちなみにトレファクがエアコン取り外し・回収約8千円、その他3社が約1.5万円でした)
また、家や家具家電に傷が付いた際のサポートも異なりました。
どの業者も「現認されれば無償でなおします」とのこと。
依頼者からしたら『はっ!?』な出来事ですよね。
ただこれが現実だそう。
ただサカイだけは1,000円の保険に入れば全てサポートしてくれるらしいです。
これが大手の安心感というやつでしょう。
自分たち家族に合う引っ越し業者は、口コミやネットの情報だけでは判断できないとまで感じました。
実際に営業マンに家に来てもらい、見積もりを出してもらって、説明を聞くことが一番です。
皆さんも納得して引越ができるよう、複数社の話を聞くことをおススメします。