無垢フローリングには様々なメリット・デメリットがある。
高級感・自然素材といったメリットの裏側には傷が付きやすいというデメリットが存在するように。

ここでは無垢フローリングの傷を修復し、いつまでも新品に近い状態で気持ちよく長く使用するためのメンテナンス方法を紹介する。
使用するのはコチラ↓の無垢フローリング

サンプルで頂いたチーク
厚さ15mm
ドライバーで深さ1mm程の傷を付ける

白い部分が傷

150:目の荒い紙ヤスリ
240:目の細かい紙ヤスリを用意

150の紙ヤスリで勢いよく傷付近を削り
240の紙ヤスリで表面をサラサラにする

削り粉で傷を埋め、アロンアロファを1滴落とす

乾く前に240の紙ヤスリで再度磨き表面を整える

見た目では凹凸を感じるかもしれないが、この時点で触っても凹凸を全く感じない。
ただ紙ヤスリで磨いた部分はオイル塗装が剥げ白っぽくなる。
削った部分とその周りにオイルを塗る

傷がついた部分はやや分かるが、削った周りは綺麗に仕上がる

もちろん触り心地は傷ついたのが嘘かのようにサラサラである
続いて深さ2mm程の傷を同じくドライバーで付けてみた

紙ヤスリで削り傷を埋める

アロンアロファを垂らす

240の紙ヤスリで削り凹凸を無くす

オイル仕上げ

よく見れば傷を埋めたことに気づく

(中央部深さ1mmの傷・下部深さ2mmの傷)
しかし床材をそこまでマジマジと見ることは無いだろう
立った状態で床を見れば傷に気づかない

おわりに
プリントシールの床材では傷がついたら修復を業者に頼みパテ埋めをしてもらう。
お金も時間もかかれば、凹凸も少なからず出てしまう。
プリントシールの床材に比べたら無垢フローリングは傷が付きやすいのは事実。
しかし100円ショップで紙ヤスリ・瞬間接着剤を購入し、ホームセンターでオイルを買えば自分でも傷消しができる。
水じみや表面の汚れも紙ヤスリとオイルで新品同様の状態まで戻すことができる。
これこそが無垢フローリングの最大のメリットだ。
傷を恐れて生活するのでなく、好きに生活して気になる傷・染み・汚れがあれば手軽にメンテナンスできる。
更には本物の木を使用してることから、床のべたつきは無く調湿効果がある。
実際は大きく深く傷が付いた場合にのみこのようなメンテナンスをするだろう。
多少の傷は付いた瞬間こそ目立つが、時間が経つにつれ周囲と馴染み、むしろ『無垢の味』と感じる。
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