我が家が採用を検討したLIXIL・Panasonic・TOTOのトイレ。
かこの記事にて性能面での比較を行ってきた。
バランス重視のLIXIL、価格重視のPanasonic、性能重視のTOTOと、自社の色を出し差別化を図る各社。
今回は最も気になる価格について比較していく。
トイレ価格のカラクリ
3社共に一般客へは定価で案内する。
この定価とは、メーカー小売り希望価格・カタログ価格とも呼ばれる。
しかし実際にはこの価格で取引はされず、ハウスメーカーであったり工務店での取引内容により割引率が変わってくる。
そもそも建築業界では割引率とは言わずに『掛け率』と表現。
1,000円の商品で『掛け率7掛』けだったり『70』と言う場合が多い。
両方とも同じ意味で、この場合は『1000×0.7=700円』となる。
1,000円の商品が700円で仕入れられるのだから、私たちの馴染み深い表現では3割引。
しかし建築業界では割引率でなく掛け率で表現されるのだ。
この記事では馴染み深い割引率で紹介していく。
割引率なため数字が大きい方が安くなる。
それでは3社で私が選んだトイレにて価格比較をしていく。
商品グレードは中堅価格帯・低額価格帯のものを選んでいる。
ただ今回の注意点として、こちらの工務店を採用した場合の仕入値であることを注意して頂きたい。
仕入値の実態は、工務店により掛け率(割引率)は変わってくる。
また下記の金額には工賃が含まれていない。
あくまでも参考であるこを忘れないでほしい。
LIXIL
プレアスLS
・定価
⇒250,000円
・割引率
⇒4.7割引
・仕入値
⇒132,500円
アメージュZ
・定価
⇒143,700円
・割引率
⇒5.0割引
・仕入値
⇒71,850円
LIXILトイレ合計
・定価
⇒393,700円
・仕入値
⇒204,350円
・割引額
⇒189,350円
タンクレス風のプレアスの方がアメージュより安い。
プレアスは価格を抑えるためウォシュレット機能を取り除いた。
Panasonic
アラウーノS2
・定価
⇒196,000円
・割引率
⇒5.0割引
・仕入値
⇒98,000円
NEWアラウーノV
・定価
⇒174,000円
・割引率
⇒5.0割引
・仕入値
⇒87,000円
Panasonicトイレ合計
・定価
⇒370,000円
・仕入値
⇒185,000円
・割引額
⇒185,000円
手洗い付きのアラウーノS2はスッキリタイプのNEWアラウーノVより高い。
ウォシュレットを抜くなど、価格調整ができない。
TOTO
ネオレストDH
・定価
⇒279,000円
・割引率
⇒4.6割引
・仕入値
⇒150,660円
ピュアレストQR
(画像はピュアレストEX)
・定価
⇒136,100円
・割引率
⇒5.7割引
・仕入値
⇒58,523円
TOTOトイレ合計
・定価
⇒415,100円
・仕入値
⇒209,183円
・割引額
⇒205,917円
ネオレストは3社で比較しても一番高いが、ピュアレストは一番安い。
様々なバリエーションがあることから、価格調整がしやすい会社と言える。
3社の価格比較
定価
LIXIL:393,700円
Panasonic:370,000円
TOTO:415,100円
価格順
Panasonic<LIXIL<TOTO
仕入値
LIXIL:189,310円
Panasonic:185,000円
TOTO:205,917円
価格順
Panasonic<LIXIL<TOTO
おわりに
定価・仕入値共にPanasonicが一番安く、TOTOが高い結果になった。
金額差にして約15,000円。
デザイン・性能的にはTOTOが頭ひとつ出ている。
トイレ2台でこの金額差であれば、TOTOを選ぶことに迷いは無い。